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斤・両・匁(jīn・liǎng・qián)

台湾茶の重さをはかる単位

台湾でお茶の重さをはかる単位は「斤・両・匁」が一般的に使われ、「g」も併用的に使われます。日本時代の尺貫法を基準としているため、日本と同じ単位である
「斤」:1斤=16両=600g
「両」:「两」1両=10匁=37.5g
「匁」:1匁=3.75g、匁は日本独自の単位で日本時代に使われた。市斤=500gは使われない
一般に「台斤」と呼ばれ「公斤」=1kgと区別される

台湾茶商などでは1斤単位か1両単位の価格表示になっているので、半斤(300g)や4両(150g)、高級茶などでは2両(75g)単位で販売しており、量り売りにも対応しています

大陸・香港・日本(尺貫法)

中國大陸:1斤(市斤)=10兩=500g、国民革命後1929年制定の市制でメートル法を元に1斤(市斤)=500g、中華人民共和国1959年に従来の1斤(市斤)=16両を1斤=10両に十進化した
香港:1斤=16兩=604.78982克、清代外国貿易のために各国と結んだ単位を引き継ぐ、1斤=1⅓lb(ポンド)
日本:1斤=16両=160匁=600g
現在の単位であり、歴史上何回も重さ単位が変更されている。日本においては明治24年(1891年)に1匁(戔)=3.756521gから換算の便宜のために1匁=3.75gに変更された

注意すべきこと

台湾でお茶を購入するときの価格は1斤=、1両=で表示されることが大半だが、100g=で表示されている場合もあるので注意が必要です
1斤=半斤(300g)×2=4両(150g)×4=2両(75g)×8
市内で茶以外の買い物をする場合でも頻繁に使う単位なので理解しておくと便利です
大陸の場合1斤=500gと台湾より少なく、1両=50gと台湾より多いので注意が必要です
1kgの場合は「公斤」、1gの場合は「公克」で表示されます

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