管理人のひとりごと 2005年7月-2005年9月

2005年7月

管理人のひとり言 7月7日(農暦水無月2日)更新
今日は突然七夕野点、やはり外で飲むお茶は格別なものがありますね。梅雨の止み間、曇り空でしたが暑くもなく最高の野点となりました。野点のときの注意点は、お湯の沸騰を確認して熱湯を御する。水まわりと熱源の使用可能かどうかのチェック。忘れ物があってもあわてずに、あるもので代用してみましょう。最後にゴミの片付けをしっかりと行えば、次も楽しくお茶が点てられますね。
 6月中旬にしっかりと雑草処理したはずの家庭菜園、台湾から戻り収穫に行ったら草の海。どこに野菜があるのか見つからないような有様、少しずつきれいにしていかなくては。そろそろ収穫が近づいたトウモロコシは何者か (鳥ではなく獣らしい)に早速食い荒らされていました。イノシシはいないはずだけど、今年も熾烈な収穫争いが始まりそうです。スイカは鳥対策のネットを張り、事前対策をはじめました。いつも思うのですが、農薬好きな人の畑の作物は荒らされないのです。無農薬で頑張っている人の畑からあらされる、自然な野菜のほうが美味しいのかな。
管理人のひとり言 7月14日(農暦水無月9日)更新
まもなく梅雨明けの声が聞かれそうですね。管理人夏場の日課はキウイ棚の下で早朝よりお茶を淹れること。時々サボりますが、朝の気持ちの良い空気の中で美味しいお茶を点てると気分が落ち着きます。鳥の声、虫の声とともに台湾茶の香りが自然に溶け込みます。文山包種茶の香りが一番自然に溶け込むようです。目を閉じると坪林の茶畑にスリップしたような感覚があります。まもなく夏恒例の行事が始まります。
 家庭菜園の雑草処理を黙々と、毛虫、かえる、蛇、トカゲ、蟻、カブトムシ、ミミズ、野鳥とともに数日に分けて行いました。やっと顔を出した落花生、茗荷、収穫忘れの玉ねぎ、巨大なヘチマのようなキュウリさんがお出迎え。トウモロコシも鳥さんや獣に食べられないようにネットで保護(でも食べられちゃう)。空芯菜の芽が出揃い青菜炒めやおひたしになる日も近そうです。取り忘れていたピーマンは赤く大きくなりサラダにナスは塩漬けにとご褒美もいただきました。
管理人のひとり言 7月21日(農暦水無月16日)更新
梅雨明けとなり夏本番、と思ったら台湾では台風で甚大な被害が出てしまいました。茶産地も相当な被害を受けたとの報告も届いています。人的被害が最小限に食い止められることをお祈りします。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
 坪林文山包種茶比賽頭等茶がちょっとびっくりの価格で販売されていました。購入された方はいたのでしょうか?管理人は幸いなことに毎年数多くの比賽茶にふれる機会があります。やはり一流のお茶を飲みたいと思えば比賽茶を選んでしまいますね。しかし、隠れた茗茶があるんです。比賽には一定量の茶葉がないと出品できません。すごく良いお茶なんだけど15斤しか取れなかった、、、こんなお茶が狙い目。やはり茶農にアンテナを張り巡らせ、隠してあるお茶を見つけ出す猟犬のような能力が必要なんですね。実は今年もこんなお茶が少しだけあるんです、後は秘密
管理人のひとり言 7月28日(農暦水無月23日)更新
先週は台湾だった台湾が、今週は管理人の住む九十九里に上陸。雨と風で庭のキウイは叩き落され、畑のトウモロコシは横倒し。ちょっとすごいことになってしまっています。後片付けにはあと数日必要ですね。皆様方に被害が出ていなければ良いのですが。
 先日、あるところから文山で使っている殺菁機を購入したいとのリクエストがありました。台湾式の釜炒茶の試験を行うようです。日本の研究者も美味しいお茶をつくろうとして、いろいろ試しているのですね。このような研究熱心な人を応援したくて品物を手配してしまいました。商売としてより応援したいと言うのが本心ですね。お茶作りの頃にはお邪魔虫になっていろいろ教えてもらいたいと思っています。殺菁機は秋風が吹く頃に収まるところに納めたいと努力中です。

2005年8月

管理人のひとり言 8月4日(農暦水無月30日)更新
農暦6月が水無月と言うのがわかるような暑さですね。でも水無月の「無」は、「の」にあたる連体助詞「な」で、「水の月」という意味になる。陰暦六月は、田に水を引く月であることから、水無月と言われるようになった。と言うことなんですね。ちなみに明日からは文月、文月の語源は、短冊に歌や字を書き、書道の上達を祈った七夕の行事に因み、「文披月(ふみひらきづき)」が転じたとする説が有力とされる。まだまだ管理人は勉強が足りないですね、精進精進。
 そういえばTVCMで日光萎凋を行っている様子が映し出されていました。大陸ではこんな作り方をしている人もいますが、台湾では静かに、日陰を作らないように日光萎凋します。茶葉にふれるときは指先でつまむように、こするような掴み方は厳禁。茶葉の取り扱いは赤ちゃんを世話するのと同じように、一に愛情、二に愛情、三も四も愛情。台湾の茶師はまさに自分の子供を育てるのと同じような愛情を茶葉に注いでいます。
管理人のひとり言 8月11日(農暦文月7日)更新
今日は旧暦七月七日、七夕です。新暦で祝われる地域が増えてきていますが、旧暦で祝う地域も多くありますね。牽牛星(アルタイル)と織女星(ベガ)の星祭りの性格もあることを考えると、旧暦の日付の方が晴れる可能性は高いですね。古くは祖霊信仰の行事であり「棚機(たなばた)」と表記されたものがそのまま残ったものだそうです。江戸幕府の時代には五節句のひとつで祝日だったようです。
 先週も書きましたがTVCMで「お茶の生産過程」をいろいろ見せていますね。室内萎凋で茶葉を激しくゆすっていました。台湾の製茶作業ではありえない作業ですね。いつもお世話になっている蘇茶師に見せたら、お茶が死んだと言うでしょうね。やさしく丁寧に水分を抜いていく室内萎凋、あのように扱うと茶色い茶葉に仕上がるんですね。渋く苦い甘みのないお茶は「走水」の失敗した台湾のお茶に似ています。大陸のお茶と台湾のお茶はコーヒーと紅茶くらいの差がありますね。
管理人のひとり言 8月18日(農暦文月14日)更新
今日は武将「豐臣秀吉」が1598(慶長3)年に亡くなられた日ですね。茶の湯がこの時代に日本に定着したのですね。茶の湯をもって信長に接近し、その死後は秀吉の茶頭として仕えながら、茶道を大成し現在の茶道千家の始祖であり、茶聖と称せられた「千利休」。日本の茶の歴史上一番大切な時代ですね。
 以後、千利休の孫の千宗旦が千家を再興する。千宗旦の次男の千宗守が武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)、3男の千宗佐が表千家(おもてせんけ)、4男の千宗室が裏千家(うらせんけ)を起こしたことは有名ですね。この時代の茶具は陸羽「茶經」に書かれている茶器、茶具が使用されています。徐々に日本の風土に合ったものに変遷しつつ、今のようなものになったのでしょうか。
 台湾茶、紅茶、日本茶と共通した茶器の多いのには驚きますね。これらすべてが「茶經」から発展したものですね。ティー、チャなども福建語、中国語から、ペコ(白毫)等も福建語そのままですね。お茶はどのような形になっても中国の歴史からは離れられないのですね。
管理人のひとり言 8月25日(農暦文月21日)更新
台湾北部の生育状況良好の便りはとてもうれしい便りとなりました。美味しいお茶の大前提「茶葉」が上質であればあるほど茶師の腕がなる。やはり良い素材に出会った茶師の作業には力を感じますね。今年の文山茶製茶実習はすごく楽しみになりました。あとは当日台風の影響を受けないことを祈るだけです。一度体験してみないと面白さがわからない製茶、でも一度体験すると癖になる。今年は青心烏龍種でコンテストに出品できるようなものを作りたいな。
 南部の茶園からの便りはまだありませんが、降雨量がある程度あるので生育は順調と思われます。ただ、台風の被害を受けた地区もあるので少し気がかりですが。
 昨日は紅茶の世界を堪能してきました。台湾茶とは異なる世界ですが、お茶について語ってくれるオーナーの熱意がひしひしと伝わってきました。このようなオーナーさんに扱ってもらえる茶葉はとても幸せですね。台湾茶を極めることができたら紅茶産地も是非歩いてみたいと思った一日でした。紅茶を購入するなら一押しのお店です

2005年9月

管理人のひとり言 9月1日(農暦文月28日)更新
二百十日(9/1)、八朔(旧暦8/1)、二百二十日(9/11)は嵐の多い日ということで三大悪日と呼ばれます。立春から数えた日にちを基準にした日ですが、近頃日本、米国と大きな台風被害を受け、今週は台湾に被害をもたらしそうな台風が西進しています。自然相手ですが被害をあわないように注意は必要ですね。不幸にして被害にあわれたかたがたにはお見舞い申し上げます。先日の台風は千葉県を直撃し、我が家のキウイ、リンゴに甚大な被害を与えていきました。農家の皆様の苦労は尽きませんね。
 10月20頃より冬茶製茶実習を行うべく準備に取り掛かりました。現在生産開始時期の確認を行っていますので正式決定まで暫くお待ちください。茶師が一番忙しい時期(茶葉状態がベストの時期)を狙っています。文山茶、凍頂茶、阿里山茶が候補ですが、日程を考えるといつもの蘇茶師にお願いすることになりそう。製茶実習お問い合わせはメールにてお願いします。
管理人のひとり言 9月8日(農暦葉月5日)更新
毎週毎週台風の被害が各地で引き起こされています。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。抜本的な対策は地球規模の環境対策を行わなければならないのでしょうね。台湾でも高山茶ブームで山の頂上まで森林伐採を行い茶園とするケースが増えています。結果、雑木林の保水力と地下水脈で美味しいお茶がつくれていたものが、水を撒いて旱魃対策せざるを得ない状態になっています。しかも大雨が降れば表土の流出、土砂崩れが発生しています。文山地区のように雑木林を保護してお茶作りは出来ないのでしょうか。環境にやさしいお茶ということも、これからのテーマとして考えさせられました。
 製茶実習の日程が決定しました。10月21日22日の第一回、25日26日の第二回、文山地区坪林にて文山包種茶冬茶の製茶実習を行います。今回もおなじみの蘇茶師宅に泊まりこみで行います。1泊5食+お茶数限りなくという予定です。台北市内のホテルより全員で出発し、終了後ホテルで解散となります。詳細はこちらより
管理人のひとり言 9月15日(農暦葉月12日)更新
旧暦8月15日は「中秋節」、今年は9月18日がその日になります。月餅と美味しいお茶で「お月見」と洒落こみたいですね。月餅はもちろん中心に塩卵の黄身が入っているもの。中秋節にはお月様がないとさびしいですから。台湾ではこの時期に日本で言う「お中元」の贈り物をします。お世話になった人、取引先に月餅や文旦を中秋節前に届けます。管理人は中秋節に麻豆文旦をいただくのが楽しみです。
 製茶実習参加者募集を開始いたしました。最終締め切りは出発日10日前頃を予定していますが、遅くなると飛行機の予約が難しくなるのでご注意ください。青心烏龍種の茶葉を摘み取り「文山包種茶」に製茶していく作業を、すべて自分たちの手で行い愛情たっぷりなお茶をつくりましょう。参加ご希望の方、詳細はこちらよりどうぞ
管理人のひとり言 9月22日(農暦葉月19日)更新
台北坪林蘇茶師より製茶時期に関する連絡が届きました。10月20日より11月5日がベストのお茶シーズンとのこと、見切り発車した管理人の予定とピッタリとあいました。今年の製茶実習はベストシーズン真っ只中で期待できますね。急がし製茶シーズン、茶師はこの間仮眠だけで過します。体力と気力が充実しているときに製茶実習できるのはうれしいですね。一番忙しいときに睡眠時間を削って指導を引き受けていただいた蘇茶師に感謝いたします。
 製茶実習参加希望者は前半3名、後半3名確定しています。後半は女性参加者が大半、現在休暇調整中の方が数名、台湾より参加の方が3名、女性おひとりでの参加も全く心配ありません。飛行機の空席もタイトになってきています、参加ご希望の方はお早めに。参加ご希望の方、詳細はこちらよりどうぞ
管理人のひとり言 9月29日(農暦葉月26日)更新
冬茶製茶実習はなかなか盛況、たくさんの参加者(でも少数限定なんですが)をお迎えすることが出来そうです。全員すべての作業に実際に参加、外で見ているだけは許しません(笑)。よく、真似事だけというツアーがありますが、こんなことしたらもって帰るお茶がなくなってします。全員真剣に自分だけのお茶をつくるために精進します。出来立てのお茶を試飲するときの笑顔が一番のお土産です。あとは参加者全員で晴天を祈りましょう。
 製茶実習参加募集は前半日程であと3名の枠があります。後半日程は満席になりましたので受付締め切りました。飛行機は前半日程で3万円弱のものがありました。空席が少ないので、参加ご希望の方は早めにご決断をお願いします。女性の参加者が多いのですが、男性参加者も歓迎していますよ。参加ご希望の方、詳細はこちらよりどうぞ