管理人のひとりごと 2011年4月-2011年6月

2011年4月

管理人のひとり言 4月7日(農暦弥生初5日)更新
今年の台湾春茶は3月の寒波で遅れています。凍頂地区の生産が始まり、まもなく文山包種茶が生産開始、高山茶は中旬からの生産になりそうです。3月には梨山大禹嶺や翠峰などで積雪があり、観光客が押し寄せ大渋滞との連絡がありました。このように寒さが遅くまで続く年は、お茶の甘味が強く、香りが柔らかいことが多く、当たり年と言われることが多いようです。ただ、収穫量が少なくなるのが確実となりそうです。ちょうど製茶実習時期が製茶最盛期となりそうで、おいしいお茶が作れることが期待できそうです。坪林は青心烏龍、金萱のどちらかで文山包種茶を、花蓮は蜜香紅茶を作り、蜜香紅茶沱茶として仕上げる予定で準備中です。大震災の傷も癒えない時期なので参加者も極少人数ですが、心を癒せるようなお茶を作りたいと思っています。ご検討中の方参加申し込み、まだ間に合いますよ。
管理人のひとり言 4月14日(農暦弥生12日)更新
製茶実習の最終申し込み受付中です。23日、24日の花蓮瑞穂での蜜香紅茶。25日、26日の文山坪林での文山包種茶。どちらも台湾でこのお茶の第一人者と言われる実力者茶師が指導してくれます。航空便も空席が多いため比較的安価で取りやすいようです。皆様のご参加をお待ちいたしております。
水清く空高き場所にて、心豊かな気持ちで作るお茶は格別。自分が手塩にかけて育てて作り上げたお茶は史上最高のお茶です。古来中国伝統の茶の精神を受け継いでいる台湾茶。心を豊かにし、満ち足りた気持ちにしてくれる茶畑、そして茶師の心意気、台湾ファミリーの優しさ、すべてがお茶の美味しさにつながります。大震災に率先して義援金を届けたいと行動してくれた、台湾2300万人には、このような古き良き時代の日本の精神が受け継がれています。台湾国民の皆様に感謝しながら、台湾に行ってこようと思っています。
管理人のひとり言 4月21日(農暦弥生19日)更新
製茶実習に向け明日より台湾へ出発。5月2日までの間、お茶の発送、問い合わせの返事が遅くなりますのでご了承ください。今回は震災の影響で募集のお知らせも控えめにしたため、各1回の開催となります。どのようなお茶が出来上がるかは管理人のレポートをお楽しみに。
原発対応に関してひとこと。今回の事故は災害ではなく人災なのは明らかです。核反応を制御することに関して奢りがあったのではないのでしょうか。原発誘致に関係した自民党や行政、東電などの関係者に対して断罪を求めたい。対応の悪い民主党政府ももちろん同罪である。全国会議員は歳費、政党助成金を国庫返納し、東電幹部の賃金カット、役員報酬全額カット、賞与カットはすぐ行うべきである。東電全額負担は当たり前で、電気料金値上げや税金値上げによって国民に対し負担を求める前に、行うべきことがあるのではないか。原子力安全保安院など関係機関は総懺悔し、報酬返納など宣言したらいかがですか。何故、日本海のメタンハイドロプレートを有効活用しようとしないのか、疑問だらけのエネルギー行政です。
管理人のひとり言 4月28日(農暦弥生26日)更新
予想通り今年の春茶は遅れています。花蓮では高山茶の生産は終わり蜜香紅茶の最盛期が始まりかけたところ。まだまだ、お茶が出揃っていません。仕上がりは5月中旬から下旬にかけてになりそうです。ちょうど6月の美人茶のころには美味しいお茶が飲めることでしょう。文山坪林もお茶は仕上がり始めていますが、製茶作業がまったく出来ていません。こちらも5月上旬以降にまとまってくると思われます。高山茶は一番早いものが仕上がり始めました。杉林渓や樟樹湖、梅山などですが、梨山系は今週末に初物が出来る予定。天候に左右される作物ですが、今年も天気に振り回されてしまいました。5月に本格仕入れの開始です。

2011年5月

管理人のひとり言 5月5日(農暦卯月初3日)更新
今年の春茶は10年に一度の高品質と各茶師が口をそろえていっております。ただ、一気に集中して茶摘み作業が始まってしまったため、最終製茶作業が全く手付かず。文山包種茶も高山茶も同じように毛茶状態で最終作業を待っています。文山茶は毛茶状態で仕入れをしてきました、これから最終製茶作業を日本で行うことになります。高山茶は杉林渓、龍鳳峡、阿里山の一部で仕上がったものを少しだけ仕入れてきました。来週には多くのお茶が出揃ってくるものと思われます。高山茶は来週から6月にかけて、仕入れをすることになりそうです。美人茶、紅茶の製茶実習体験の頃が最終仕入れになりそうです。各教室では出来上がったお茶を楽しめるように準備中です。
管理人のひとり言 5月12日(農暦卯月10日)更新
日本の水で試飲しなおした今年の春茶、やはり美味しいですね。文山包種茶は毛茶で仕入れたので製茶しながらの試飲です。再乾燥によっても風味が変わってしまうので真剣勝負。都賀教室でお披露目したお茶は高評価でした。これから高山茶が少しずつ届くと思うので楽しみです。
台湾春茶が終わると日本国内で製茶作業、今年は5月20日茶摘み、21、22日製茶予定です。日本も茶摘みが遅めなので、良い状態の茶葉が摘めそうです。今年は手揉捻和紅茶、台湾式緑茶の応用茶を作る予定。おいしいお茶目指して楽しみます。これが終わると6月18日、19日に台湾夏茶製茶実習・体験の始まり。今回は東方美人茶と小葉蜜香紅茶球状茶にトライする予定です。台湾でも作り手のいない球状紅茶、新しい台湾茶の世界が広がるかと思うと楽しみです。現在、製茶実習・体験参加者募集中です。
管理人のひとり言 5月19日(農暦卯月17日)更新
チェルノブイリ原発事故を契機に日本では、輸入食品の放射能濃度の暫定限度が370Bq/kg(セシウム134+セシウム137の合計値)に設定され、これを超える食品の輸入を禁止してきました。当時実際に多くの農産物の輸入が制限されました。しかし政府が発表する日本国内性の農産物で、すぐには健康に影響がないと思われると発表される作物は、この基準値を大幅に超えています。少なくとも、基準は輸入食品の基準値以下にすべきであり、500Bq/kgは意味不明の数値です。さらにWHOでは緊急時でも合計1,000Bq/kg以上の食物は食べないほうが良いとしています。この曖昧さが不安を増長させている事を政府はなぜ気がつかないのだろう。東電、原発推進した自民党は、すべての財産を原発被害者賠償に捧げるべきではないのでしょうか。
原発の影響が全くない台湾で、6月18日、19日に台湾夏茶製茶実習・体験が開催されます。今回は東方美人茶と小葉蜜香紅茶球状茶にトライする予定です。台湾でも作り手のいない球状紅茶、新しい台湾茶の世界を体験しませんか。現在、製茶実習・体験参加者募集中です。
管理人のひとり言 5月26日(農暦卯月24日)更新
今年は原発事故の影響で開催が危ぶまれた国産紅茶を製茶する企画。神奈川県内各地の検査データーを入手し、規制値を下回る茶畑の中から「寄」付近で茶摘みを行うこととしました。今回の品種は「めいりょく・茗緑」1986年に品種登録された金谷育成種です。病害虫に強いため無農薬栽培がしやすいのも魅力のひとつです。アミノ酸が強くないのでスッキリとしたお茶になることでも知られています。20日に茶摘み、21日に製茶、22日に乾燥と3日間かけて手揉捻で作ったお茶は約2斤でした。気温が高かったため、花蓮式ではなく坪林式を選択、結果は上々でした。おいしいお茶を作るには手間をかけることが必要だと痛感しました。
原発の影響が全くない台湾で、6月18日、19日に台湾夏茶製茶実習・体験が開催します。今回は今春坪林比賽で特等奨を獲得した清境茶園で、東方美人茶と小葉蜜香紅茶球状茶にトライする予定です。台湾でも作り手のいない球状紅茶、新しい台湾茶の世界を体験しませんか。現在、製茶実習・体験参加者募集中です。

2011年6月

管理人のひとり言 6月2日(農暦皐月朔日)更新
蘇志成茶師より特等奨獲得の電話があり、表彰式出席のための航空券を予約したのが木曜日、金曜日のフライトで台北に入り、台風接近の中、土曜日の朝一番で出発。会場到着は8時半少し前、雨と風が吹き荒れていました。蘇文松、志成茶師と合流し表彰式会場の指定された席へ着席。目の前には、朱立倫市長や坪林郷長や各里長、立法院委員(国会議員)などそうそうたるメンバーが勢揃い。すべての人がラフな服装なのが台湾らしさです。壇上には4名限定、文松、志成兄弟と六代目の冠軒の各茶師に加わり管理人が登壇。特等奨表彰式はじめての日本人登壇だと言われました。管理人にとって、数ある茶農の中から蘇茶師のお茶に惚れ込み、のめり込んだことが報われた日になりました。大宴会では、茶葉改良場の陳右人場長、文山農場の蔡右任分場長とも乾杯してきました。ますます精進して素晴らしいお茶を世に出してくれると期待しながら、帰国しました。
この特等奨獲得した蘇茶師の指導で、6月18日、19日に台湾夏茶製茶実習・体験を開催します。参加自由ですのでご希望の方はこちらよりご連絡ください
管理人のひとり言 6月9日(農暦皐月初8日)更新
放射性セシウムが茶葉に含まれる問題について、生茶葉だけでなく、荒茶や製茶に関しても500bqの規制がかかりました。静岡の一番茶は製茶で検査し基準値以内との結果が出て、二番茶についても調査開始するとの報道。一番心配な狭山茶はどうなるのでしょうか。生茶葉検査の時、入間で468.8bq、所沢で342.4bq、狭山で258.3bqとの発表があったと思いますが、工程で乾燥させ生茶葉の5倍になってしまう荒茶で検査したら、当然全滅ですよね。まだ、検査結果が公表されていませんが、政府、県はどのような対応を取るのでしょうか。販売ありきで、検査データー捏造がないことを祈るばかりです。神奈川、千葉、群馬、栃木では茶農家が悲鳴を上げています。東電は責任をどのようにして取るのでしょうか。終息宣言まで補償問題、今後の賃金や賞与、役員報酬など、厳しい目で監視しなくてはいけませんね。
特等奨獲得した蘇茶師の指導で、6月18日、19日に台湾夏茶製茶実習・体験を開催します。参加自由ですのでご希望の方はこちらよりご連絡ください
管理人のひとり言 6月16日(農暦皐月15日)更新
茶香好友WebShopに新しい茶師が登場しました。「李德聖」茶師がその人、南投縣名間の4代目茶師。主に杉林渓、龍鳳峡、梨山(大禹嶺・翠峰・華崗)、玉山、奇来山、阿里山の提携茶園の施設を使って製茶を行っています。これからの活躍が期待できる茶師のひとりです。まだ先物買いという感じではありますが、同じ高山茶で定評のある林桓渝茶師と同じ地区でお茶を作っているのですが、全く違う雰囲気のお茶であることが楽しい。香りの出し方に特徴があり、青さの出し方が他の茶師と異なる点。初めはなにかが違うというお茶ですが、煎が進むに従って虜になってしまいます。茶師だけではなく、奥様も素敵な方で、美味しいお茶を作る茶師に共通していることは、奥様が素敵な人ということ。一度お試しください。
本日より26日まで台湾製茶実習のためご注文のお茶の出荷は27日以降となります、ご了承ください。また、ご連絡も遅れることがございます。ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いします。
管理人のひとり言 6月23日(農暦皐月22日)更新
台湾では福島原発問題をよく聞かれます。いつ収まるか答えようのない問題で困ります。お茶関係では静岡茶の放射性物質に関して関心が高いように感じます。台湾の報道によると、埼玉のお茶は基準値以内らしいが、生茶葉より数値が高くならずに低くなったのは特別な技術があるのかと聞かれました。先ほど、日本の新聞を確認したら基準値以下とたしかに書いてありました。荒茶は生茶葉の3から5倍が常識でしたが、埼玉ではどのような製法で放射性物質を減らしたのでしょうか。調べましたが、どこにも書かれてません。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。生茶葉の発表数値から推計すると全滅でしたから、この発表は驚きです。日本にとって救世主となる技術ですから、広く公開してほしいですね。
管理人のひとり言 6月30日(農暦皐月29日)更新
狭山茶が放射性セシウムの数値を生茶葉より製茶することで下げた技術について、どこのメディアにも発表されていませんが、どなたかご存知ないですか?生茶葉の発表数値から推察すると、500bq/kg以下にするには特別な手法があったとしか思えないのですが。
Foodex Taipeiが先週閉幕しました。日本ブースには多くのお客様が詰めかけていました。一方、大陸ブースは良い場所にもかかわらず閑古鳥。日本に対する信用は絶大ですが、この信用を裏切ることをしてはいけないと感じました。大陸に対する不信感、日本政府の原発に対処する不信感、どこか共通していると感じます。余談ですが今年の愛文芒果は最高です。