管理人のひとりごと 2013年4月-2013年6月

2013年4月

4月4日(農暦如月24日)
4月4日「清明節」はお墓を清め、祖先を供養する日であるとされています。日本の暦では4月5日と日にちが異なるのも清明節ならでは。お茶の世界では、この日より前に作られた「明前茶」、この日以降「穀雨」までの間に作られた「雨前茶」は春茶を区別するための呼び名。台湾ではこのような区別はほとんどされず、この時期に生産されたお茶は「春茶」。清明節が終わる来週から春茶の生産が始まります。ことしはどんなお茶が出来上がるか楽しみです。
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4月11日(農暦弥生初2日)
自民党政権による暴挙、為替は100円になり輸入商品は近いうちに値上げラッシュ確実。小麦、食用油をはじめとした食品はその大半を輸入に頼っている日本、値上げになって困るのは庶民。原料を輸入に頼っている電力、ガス、ガソリンなども当然値上げになります。輸出企業は儲かってウハウハでしょうが、輸入大国日本全体で見たときにメリットはあるのでしょうか、疑問です。米国にすり寄る政策も最悪、牛肉・シェールガス・沖縄の基地問題などすべてが日本のためとは思えません。条件付きの消費税UPも、既成事実として取り扱われるのも解せません。さらに、同調報道を繰り返すマスコミ、日銀の裏付けもない日本銀行券(紙幣)の増刷によるインフレ促進。この紙幣は刷っただけのもの、まさに砂の城ではないのでしょうか。
4月18日(農暦弥生9日)
景気が良くなった、こんな報道が目につくようになりました。しかし、このニュースは何を意味するのでしょうか。「全国で生活保護を受けている人が今年1月時点で2,153,642人となり、9カ月連続で過去最多を更新」日本の底辺で生きる人を政府は見捨てた、そんな結果が如実に示されていると思います。また、平成25年度以降に60歳を迎える人は、生年月日や性別によって「特別支給の老齢厚生年金」(報酬比例部分)の受給開始年齢が段階的に65歳に引き下げられます。さらに過去の物価下落時に特例で据え置かれた年金を本来の水準まで引き下げる国民年金法等改正案が成立し段階的に消費税増税とリンクし2.5%引き下げ。生活弱者は増加、生活保護者増加、歳出増加、さらなる増税の最悪のシナリオが。今の政権で国民が幸せになれるのか、私はNO!と言いたい。
4月25日(農暦弥生16日)
この時期らしい台湾の陽気、蒸し暑い日中と少し涼しくなる夜間、お茶を作るには良い時期です。近年は温度、湿度を管理してお茶を作る農家が多くなってきました。しかし、自然の天候というのも大切な要因です。茶葉に大きなストレスを与えるウンカは、蜜香という香りを生み出す源。降雨は成長に、日照は香りに、味に大きな影響を与えます。台湾茶という農産物を通して、自然を守る大切さや、共存する必要性を強く感じます。昔の日本人が残した生活の知恵、今の台湾に受け継がれているのは嬉しいこと。反面、日本には無くなりつつあるのは複雑な思いです。

2013年5月

5月2日(農暦弥生23日)
春茶は選ぶのが難しい、こんな年になりました。春先の水不足が生産量を少なくし、製茶時期の降雨が茶葉の品質を落とす。自然と対峙し製茶技術を駆使してもすべてが良いお茶になることはありません。苗栗の利展豐茶師は加湿器、エアコン、暖房、送風機をコンピューター制御し同じ条件になるようにして製茶しています。対極にある昔ながらのお茶作り。自然を感じ天候を予測しながら製茶する経験製茶。どちらが優れたお茶を作るのか、現時点では判断できません。ただ、好き嫌いで言えば、後者が好き。自然のロマンを感じる製茶法に魅力を感じます。画一的な工業製品化してしまうより、バラツキがあっても人間味を感じるお茶が好きです。
5月9日(農暦弥生30日)
今回の製茶実習で作った文山包種茶を製茶し試飲しました。蘇志成茶師に蜜香包種茶と言われたお茶ですが、管理人の印象では民國92年頃(10年前)作られていた文山包種茶の香りと味。気になったので、ストックしてあった92年文山包種茶の封を切り飲み比べてみました。熟成感を除くと、やはり、、、よく似ています。やっと自分たちの技術が10年前に追いついたということでしょうか。次は6月の東方美人茶と小葉紅茶作りです。8000芽で1斤しか作れない東方美人茶、4両のお土産を持って帰ろうとすると2000芽、気の遠くなるような作業ですが、出来上がったお茶を夢見ながら。マイお茶には夢とロマンが詰まっているような気がします。興味のある方一緒にいかがですか。
5月16日(農暦卯月初7日)
台湾の友人と話していた時、台湾では反原発運動がマスコミ含めて盛り上がっているが、なぜ日本発の運動がないのか。しかも安倍総理は東南アジアに原発輸出外交を行っているのはなぜなのかと。福島原発事故でどれだけの被害が出て、収束の目途すらたっていないのにと。日本人は恥ずかしくないのかと。管理人もまったく同意見、安全な原発なら世界に売り込むべきだが危険なものを売るのは人間としてやってはいけないこと。事故が起きない構造、事故が起きても外部に被害が広がらず収束可能、放射性廃棄物の無害化処理。少なくともこれがクリアーできない限り原発は動かすべきでない。今回の福島原発人災事故収束にかけた費用と時間を再生可能エネルギー転換に費やせば、日本は世界一のエネルギー大国となるはず。アベノミクス欺瞞に関しては次の機会に。
5月23日(農暦卯月14日)
台湾友人曰く、アベノミクスが本物なら台湾も真似をしたいと言っている政治家がいる。どう思うかとの話でした。管理人は次のように。バブル後の20年、世界が発展していく中で日本を停滞させていた政党、天文学的金額の借金(国債)を増やし続けている政党、自殺者が公称3万人越え、死因不明者を含めると10万人を超えている国にしてしまった政党、東日本大震災6兆円の復興予算を無茶苦茶に流用している政党、原発を推進し莫大な利権を吸い上げながらも安全を無視した政党、世界唯一の被爆国にも拘わらず「世界の核の不使用」に賛同せず、アメリカに隷従する政党はどこなのか知っていますかと。好景気を演出しているマスゴミが共犯者。それを支持している国民が多くいる、こんな国の真似したら破滅だと思いませんかと。給料の上げ幅より、輸入に頼っている食材、燃料の値上幅がはるかに大きい。生活保護受給者が5カ月連続で増え続けているのに、これで好景気なのかな。
5月30日(農暦卯月21日)
親日家、ネパールの友人Jun Chiyabari Tea Gardenの「Lochan Gyawali」さんが帰国しました。今日は香港にいるはずです。JRパスとSuicaを駆使し日本国内を精力的に飛び回った氏、お会いした方もたくさんいることでしょう。共通語は英語でしたが、いつの間にか日本語に、最近ではメールのやり取りも日本語が半分。日本文化、日本人、お茶を愛し、美味しいお茶を生み出すことが楽しみという氏、会えばお茶の話ばかりです。管理人念願であった、オータムナル生産時期にJun Chiyabari茶園に行き、お茶作りしたいとスケジュールの調整に入りました。そういえば、英国王室でJun Chiyabari茶園の紅茶が飲まれているって、知ってましたか。6月の台湾、秋のネパール、11月初の台湾と嫌な政治ネタを忘れ製茶三昧と没頭したい。

2013年6月

6月6日(農暦卯月28日)
1円玉の生産が記念硬貨を除いて3年生産見送りというニュースが流れています。5円、50円硬貨も2年間流通用に生産していません。電子マネーの流通量が増え主要6規格で2012年は2兆4千億円決済されました。管理人も小銭を嫌い電子マネー決済を利用していますし、台湾でもプリペイド式の悠遊カードでコンビニ、交通機関決済しています。ひとつ疑問が、もし発行団体が倒産した場合、残高はどうなるのか。資金決済法の規制対象となるものは未使用額の半分ほどが保護されますが、商品券やギフト券は払い戻し手続きを告知し、その期間内に手続きしないとゴミになります。ポイントに関しては規制を定めることに議員の反対が多いため法整備されてません。一方的に廃止と言えばゴミになってしまうのですね。現金以外は自己責任で国は知りませんというのが政府の方針、自分の身は自分で守るしかないのです、沖縄米軍のように最後は知らんぷりですね政府は。
6月13日(農暦皐月初5日)
今日は農暦の端午節、5月5日です。ところが台湾では昨日が端午節でした。なぜ1日のずれが生じたのでしょうか。農暦は天体の運行を元にしており、朔や中気がどの日に起こるかで、月の始まりや月名を決めます。これらの天文現象が観測されるのは世界同時でも時差により、世界中で同じ日ではありません。太陽暦ではグリニッジ標準時を基準にした各国の標準時間がベースになり時間が決められており、日本と台湾では1時間の時差が生じているのはこのためです。日本では当たり前と思っていることが、世界では非常識、こんなこともたくさんあります。自分を見直す、海外にはそんな魅力があるのです。
6月20日(農暦皐月12日)
22日より台湾でお茶作り。夏茶の「東方美人茶/椪風茶」と小葉紅茶はこの時期だけしか作れない季節限定の夏茶です。今まで三峽紅茶、日月潭紅茶、阿里山紅茶、花蓮蜜香紅茶、坪林小葉紅茶といろいろ作ってきましたが、季節感を感じて作る小葉紅茶には特別な思い入れがあります。日東紅茶は日月潭紅茶をベースに作られていたことは、あまり知られていません。日本人は台湾統治時代から知らずに台湾紅茶を飲んでいたのです。
製茶作業に伴い茶香好友WebShopの発送業務が6月21日より30日まで臨時休業となります。この間注文いただいた商品は7月1日より順次発送いたします。
6月27日(農暦皐月19日)
台湾製茶作業が終わり春、夏のお茶が勢ぞろいです。今年の傾向は良いものが少なく価格が高く、普通以下の品質でも高止まりしている。高山茶は杉林渓、阿里山は良いものが多いが、梨山は極少量しか良いものがありません。少雨の影響下ウンカが少なく、美人茶は良いものが全体の1割程度と苦戦、香りの良いものは昨年の5倍以上で取引されています。一方花蓮はウンカの活動が強く良質の蜜香紅茶が出来ました。また、各産地で紅茶ブームが起こり、いろいろな紅茶が作られ始めました。