今週の一枚 2004年10月-2004年12月

2004年10月

2004.10.14「キンモクセイ包種茶」 2004.10.21「東方美人製茶実習10」
今週の一枚2004.10.14 今週の一枚2004.10.21
今年もキンモクセイの魅惑の香りが心を揺さぶり、お茶にして楽しんでしまいました。秋のひと時を彩る花、はかない命と香りをいただきます。あわせるお茶は文山包種茶の春茶、貴婦人にふさわしく今年最高のお茶を用意いたしました。(写真は桂花包種茶) 朝陽が射し込み、最終醗酵が終わった茶葉です。東方美人の新製法では青茶らしい香りを残すために、青い茶葉が目立ちます。在来製法ではこの段階で青い部分はありません。この違いが「水色」と「香り」に大きな影響を与えてしまうんですね。香りはもう東方美人の輝きを感じさせます(写真は醗酵終了茶葉)
2004.10.28「東方美人製茶実習11」
今週の一枚2004.10.28
いよいよ醗酵が終了し緊張の一瞬、運命の「殺青」です。この時点でお茶の香り、味がある程度決まってしまいます。もう後戻りができません、醗酵状態の見極めが運命を左右してしまいますね。茶葉より水蒸気が激しくあがりはじめています。ここからの時間が勝負のひと時、茶師の目からは疲れは感じず、殺気さえ漂わせています。まさに今までの作業20時間の集大成(写真は殺青)

2004年11月

2004.11.03「イベントと豚まん」 2004.11.11「東方美人製茶実習12」
今週の一枚2004.11.03 今週の一枚2004.11.11
11月3日イベントが行われました。快晴に恵まれ温かい日差しが来場者の幸せを守っています。都賀教室「好茶」メンバーが参加しての出展。お茶には豚まんだろうと友人の「豚まん屋社長」さんに出張をお願いしました。担当は美女軍団?天気がよすぎて心配していましたが、予定数を完売し予備のものまで販売。やはり業務用の蒸し器に厳選材料の豚まん、相性ピッタリでした。(写真は豚まん) 製茶もそろそろ最終段階、火を入れて醗酵を止めた茶葉を揉捻します。熱々の茶葉だから、揉捻しても壊れないのですね。揉捻機は伝統的なものです。文山包種茶でも阿里山烏龍茶でも使いますね。東方美人の場合、この作業の前に火を入れた茶葉をバケツに入れてしばらく寝かせるんです。ここがポイントかも。この作業だけはプロにお任せ、揉捻機は強い圧力で揉むため、指を引き込まれる事故が多いのです。徹夜明けでボーっとしている時の作業だけに注意が必要ですね(写真は揉捻)
2004.11.18「東方美人製茶実習13」 2004.11.25「文山包種茶冬茶製茶実習」
今週の一枚2004.11.18 今週の一枚2004.11.25
烏龍茶と包種茶の境目とも言われる「袋揉捻」です。ボーリングボールほどにまとめられた茶葉を袋に包み、専用の機械で玉締めし、揉捻機でじっくりと揉みこみます。この揉み込み作業が半月状に縮れた茶葉を作り出します。機械の中でゴロゴロ転がり、おいしくなーれ、おいしくなーれと掛け声をかけているようです。(写真は袋揉捻) 11月19日に台北縣坪林郷農會において行われていた「文山包種茶冬茶比賽」の結果発表がありました。いつも文山包種茶製茶実習でお世話になっている大林村鶯仔瀬「清境茶園」蘇文松茶師、蘇志成茶師兄弟が「頭等奬」受賞しました。兄は天才ひらめきタイプ、弟は剛健実直タイプ、この名コンビが世に送り出した茗茶は数知れず。他にも二等奬、優良奬をあわせて受賞しました。春茶も頭等奬受賞しているので名実共に坪林のトップ茶師ですね。おめでとうございました (写真は蘇兄弟茶師)

2004年12月

2004.12.02「文山包種茶冬茶製茶実習」 2004.12.09「クリスマスイルミネーション」
今週の一枚2004.12.02 今週の一枚2004.12.09
11月19日に台北縣坪林郷農會において行われていた「文山包種茶冬茶比賽」の結果発表がありました。いつも文山包種茶製茶実習でお世話になっている大林村鶯仔瀬「清境茶園」蘇文松茶師、蘇志成茶師兄弟が「頭等奬」受賞しました。兄は天才ひらめきタイプ、弟は剛健実直タイプ、この名コンビが世に送り出した茗茶は数知れず。他にも二等奬、優良奬をあわせて受賞しました。春茶も頭等奬受賞しているので名実共に坪林のトップ茶師ですね。おめでとうございました (写真は蘇兄弟茶師) 新暦では12月(師走)に突入、2004年も残すところ3週間。仕事場から毎年恒例の光景が見られるようになりました。この光景が目に飛び込んでくる頃は、今年の年頭に掲げた目標をいくつ完遂し、いくつ未決になっているか反省の時期でもあります。
 旧暦の台湾とお付き合いしていると12月は日本で忘年会。1月は日本で新年会、台湾で忘年会。2月は台湾で新年会と旧暦正月15日迄、延々と続きます。そういえば日本で「かんぱい」、台湾では杯を干す。すなわち「イッキ」になってしまいますのでご注意。自分で好きなだけ飲みたいときには「ずぃいー」随意です。覚えておくと便利ですね。(写真はクリスマスイルミネーション)
2004.12.16「文山包種茶を愛して」 2004.12.23「東金朝市」
今週の一枚2004.12.16 今週の一枚2004.12.23
「文山包種茶愛好会」会長を自負している管理人です。文山包種茶は海抜400mから600mの台北縣坪林郷、石碇郷、深坑郷、平渓郷、汐止市、新店市で栽培、製茶されるお茶です。「青心烏龍種」の茶樹より収穫した茶葉より加工したものを指します。近年、「金萱種」「四季春種」「翠玉種」の茶樹より加工したものも登場しました。このお茶は「金萱文山包種茶」「四季春文山包種茶」「翠玉文山包種茶」と冠をつけて区別します。
 茶葉の外観は條状(線状)形、色は濃黒碧色、緑茶のようなさわやかな香りを放っているものを選びましょう。香りは茶葉単独では世界で一番香りが強いお茶と言われるくらい、さわやかな香りが濃厚な甘い香りに変化していきます。  清朝時代には石碇が最大の茶葉生産基地でした。明治時代後半には日本にもたくさん送られ「ウウロン茶」として飲まれていました。詩人高村光太郎「或る宵」にも登場しますね。銀座には台湾喫茶店でこのお茶を出すことを表看板にしていたそうです。どの時代まで飲まれていたのでしょうか。(写真は文山包種茶)
東金朝市は毎月第三日曜日朝8時頃より2時間ほど行われます。東金地域に住んでいる方なら朝刊に折込広告が入りますね。場所は国道126号線を千葉から成東方面へ進み、東金駅少し手前の左側「リトルチャイナ豊」駐車場で行われます。
 本場台湾料理(客家料理)のお店「リトルチャイナ豊」は国道を走っていると台湾の国旗(青天白日旗)が目印(カーナビセットは住所、千葉県東金市南上宿 38-10またはTEL、0475-55-2353)。管理人一押しのお店です。日本にいながら台湾の味が味わえる安心のお店です。日本語、北京語、台湾語、客家語なんでもござれ。
 朝市では「豊」の焼ビーフン、肉まん、杏仁豆腐や海産物、農産物、焼立てパン、カステラ、アイスクリーム、もちろん我社の「台湾茶」などいろいろ取りそろっていますよ。ここから海まで車で15分ほど、遊びに行くついでにお立ち寄りください。(写真は東金朝市「豊」ブース)
2004.12.29「新年快樂」
今週の一枚2004.12.29
「元旦」についてのウンチク?
 「旦」は「日の出・朝」の意味で、「元旦」とは1月1日の朝を指します。
 「初詣」年が明けてから、初めて神社仏閣に参拝すること。氏神様やその年の恵方に当る方角の社寺にお参りをして、その年の無事と平安を祈ります。「恵方」とは、その年の福徳を司る神「歳徳神」の所在する方角のことで、何事をするにも最も良いとされる方角のことです。本来は大晦日の夜に社寺にお参りして一度家に戻り、元日の朝になって再び参詣します。
 「若水」元日の早朝に井戸から水を汲んで神棚に供えること。またその水のことも「若水」といいます。朝早く、まだ人に会わないうちに汲みに行き、もし人に会っても口をきかないしきたりでした。若水は一年の邪気を除くと信じられ、神に供えた後その水で家族の食事を作ったり、口を漱いだりお茶を点てたりしました。
 ほんの少し前までは、このような行事は農暦で行われていたのですね。(写真は2005年干支)