今週の一枚 2005年1月-3月

2005年1月

2005.01.05「品種改良、翠玉種」 2005.01.13「台湾のランチ」
今週の一枚2005.01.05 今週の一枚2005.01.13
製茶実習時に撮影した翠玉種の冬茶の凛々しい姿です。  正式名称「台茶13号」、硬枝紅心を母に、台農80号を父にもつ第一代目交配種です。同時期に誕生した金萱種とは兄弟茶として有名ですね。台茶12号は硬枝紅心を父に、台農8号を母にもつ第一代目交配種です。どちらの茶樹も硬枝紅心をメインに交配したので樹姿は良く似ております。
 茶葉の形も非常に良く似ていますが、製茶すると個性の違いが良く出てしまいます。さわやかな青い香り、バニラにたとえられる甘くて甘い香り、まったく違うお茶になってしまいます。このような交配は戦前に行われていましたが、個として固定するまでは紆余曲折多くの時間(約60年)がかかりました。多くの人の汗と努力の結晶が今になって味わえる、なんて幸せなことなんでしょうか。
 先人の努力の結晶と茶師の情熱がおいしいお茶を生み出していくのですね。(写真は翠玉種)
台湾のデパ地下ランチです。これで日本円で300円程度、麺、スープ、牡蠣の卵とじ、フルーツの豪華メニューにびっくりですね。
 今回のメニューは牡蠣の卵とじ「可仔煎」(虫へんに可)、肉団子スープ「貢丸湯」、ミニそば「担仔麺」、台湾オレンジでした。
 台湾に行ったら豪華台湾料理も捨てがたいですが、デパ地下や屋台、細い路地の小さいお店、こんな場所を散策してみたいですね。早朝より深夜まで24Hrどこかでおいしいものが食べられますよ。是非皆さんの隠れた名店を教えてください。B級グルメならずC級グルメですが、うまいものはうまい!(写真は台湾ランチ)
2005.01.20「中国茶教室」 2005.01.27「杉の雌花」
今週の一枚2005.01.20 今週の一枚2005.01.27
1月19日の千葉県浦安市美浜公民館「お茶で小さな海外旅行」のひとこまです。公民館の3階「調理実習室」をお借りして中国茶教室を開催いたしました。
 今回は参加希望者80名強の中から抽選で23名の方が参加してくれました。用意したお茶は「凍頂烏龍茶低焙煎」もちろん南投県鹿谷郷生産の「青心烏龍種」です。茶葉の特徴である濃厚な甘い香りと切れのあるさわやかな味をどれだけ引き出せるかがポイント。
 管理人のデモに引き続き各自実習。テキストを読みながら、デモを思い出しながら、各自それぞれチャレンジ。美味しーーい、渋ーーい、苦ーーい、甘ーーい香り、などなどあっという間に会場内はにぎやかになりました。何度か挑戦してもらい、教室終了時には笑顔、笑顔、この満足そうな笑顔が一番のご褒美でした。 (写真は中国茶教室)
今年の杉雌花は昨夏の猛暑と降雨量の影響により、非常にたくさんついているとの報道がありました。早速、管理人も徒歩数分の杉林へ行ってみました。
 写真撮影しながら初めてつぶさに観察、ちょっとかわいらしい蕾ですね。でも花粉症の人はみているだけで花がムズムズかな。杉の南側が褐色に染まり、北側だけがやや緑色が残っていることから推察すると、やはりものすごい量のスギ花粉が噴出しそうです。
 ひとつの花房に蕾が50個前後、ひとつの蕾から花粉が40万個飛び出すのだから、ひと房で2000万個の花粉が飛び出す。恐ろしいことですね。ちょっと振ってみましたが、まだ花粉は飛び出してはきませんでした。  花粉症の方は早めの対策を心がけましょうね。(写真は中国茶教室)

2005年2月

2005.02.03「茶楽教室」 2005.02.09「春節」
今週の一枚2005.02.03 今週の一枚2005.02.09
茶楽教室ではじめての小学生の参加、小学4年生の女の子。かわいらしいお嬢さんでした。楽しんでもらえれば良いかななどと思っていましたが、、、
 彼女に教えたのは講師「茶参福」、イベントなどではおなじみですが小学生に教えるのは初めて。はじめが肝心と基本手順を教えると、迷うことなく泡茶開始。大人の場合、途中でまごまごしますが最後まで一気にGO。教える茶参福の目が丸くなりました。今回は「福寿山高山茶」「文山東方美人」「凍頂烏龍茶」の3 種類を一気にマスターしてしまいました。
 これから子供教室の企画を考えねば、、、などと物思いにふける管理人です。子供教室開催ご希望の方はご連絡を。(写真は茶楽教室)
2005年2月9日は農暦(旧暦)のお正月です。お正月なので漢字ばかりですが台湾の雰囲気を出してみました。
 春節、也稱元旦、元日、溯旦、元正、、、等、意思指的都是「一年之始」
台灣民間流傳著一首「新年歌」、將正月間的行事以歌謠方式逐日記載下來、内容如下(台湾の民間で春節に関して歌われている一節)
   初一早、初二早、初三咽到飽、
   初四頓頓飽、初五隔開、初六把肥、
   初七七元、初八完、
   初九天公生、初十有食食、
   十一請子婿、
   十二査某子返來拜、
   十三食暗糜配芥菜、
   十四結燈棚、
   十五上元暝、
   十六折燈棚。
(写真は春節)
2005.02.17「八宝茶」 2005.02.24「茶花」
今週の一枚2005.02.17 今週の一枚2005.02.24
お正月で疲れた胃を休めるために「八宝茶」を用意してみました。本来は遠方よりきた友人に対しねぎらいの気持ちで心と体をいたわるためのお茶でした。
 龍眼、なつめ、クコ、干イチジク、干しぶどう、干梅、白きくらげ、蓮芯、菊花、メイクイ、ラベンダー、桂花、千日紅、レモングラス、ローズヒップ、甜茶、甘草、シナモンなどと中国緑茶、文山包種茶を合わせてつくります
 市販の八宝茶には氷砂糖が大量に入っていますが、自分でブレンドした八宝茶には砂糖を使うことはあまりありませんね。市販のもので甘さが気になる人は氷砂糖を取り除いて淹れてください。また龍眼の皮がついているものがよく入っていますが、必ず皮を取り除いてからお茶を淹れてくださいね、何の意味も無いですよ。(写真は八宝茶)
台湾ではお茶の花がそろそろ終わり春茶の準備が始まります。11月中旬より花が咲き出し実を結ぶ、この実より茶油、石鹸などいろいろな加工品が生まれますね。
 お茶の花と言えば「蜂蜜」、なかなか入手することができませんが「お茶の花の蜂蜜」があるのです。管理人は文山包種茶の茶花をせっせと回って集めてくれた蜂蜜が好きです。中でも野生ミツバチがせっせと集めてくれた蜂蜜は別格です。ちょっと疲れたときに蜂蜜を文山包種茶で割って飲む、、、こんな贅沢なお茶はなかなか無いですね
 茶油はさっぱりとした中にコクがある、しいて言えばごま油をさっぱりさせたもの、こんな油です。揚げ物炒め物サラダに最適、お茶の花もなかなか良い仕事をしてくれますね。(写真は青心烏龍種の茶花)

2005年3月

2005.03.03「文山包種茶」 2005.03.11「FOODEX JAPAN 20005」
今週の一枚2005.03.03 今週の一枚2005.03.11
3月8日より11日の日程で「FOODEX JAPAN 2005」が幕張メッセにおいて開催されます。国際食品、飲料展と銘打って開催されるトレードショーです。食業界関係者の方には参考になる展示会ですね  弊社は台湾ブース内「台北県農會文山包種茶中心」において、試飲用のお茶淹れと泡茶関連器機の予約販売を行う予定です。たくさんの方のご来場お待ちいたしております。
 期間中は鴻山流泡茶師および研修生の泡茶サービスを行っております。台湾式の蓋碗を使った泡茶、興味のある方は声をかけてください。当日は文山包種茶、文山東方美人の即売も行っております。(写真は文山包種茶)
3月8日より11日の日程で「FOODEX JAPAN 2005」が幕張メッセにおいて開催されました。「台北縣農會文山茶推廣中心」ブースにおいて泡茶サービスを行いました。期間中ご来場いただいた皆様に担当者一同よりお礼申し上げます。
 文山包種茶の総元締めである台北縣農會のお墨付きをいただいて2年間、日本において文山茶を広めようと努力してきた成果がでれば成功なのですが。
 結果は文山包種茶比賽頭等奨受賞茶2箱完売、貮等奨1箱、文山椪風茶(東方美人)優良奨8箱完売、蘇茶師の貮等奨相当茶7袋完売、その他清香クラスの茶葉も大盛況でした。お買い上げの皆様、1年1回だけの農協卸価格での販売です。存分にお楽しみください。(写真は文山包種茶)
2005.03.17「元寶」 2005.03.24「泡茶」
今週の一枚2005.03.17 今週の一枚2005.03.24
「元寶」やさしく書くと「元宝」"いぇんぱお"と読みます。台湾や大陸でよく見かけますがいったい何に使うものなのでしょうか?
 表面に書いてある文字は「招進財寶」の文字と「鳳凰」、そして5本指の「龍」です。龍は3本指は庶民、5本指は皇帝のものと言われていますが、財産を招く縁起物には5本指が使われます。
 これは縁起物で財産を招くと言われるものです。義母からの贈り物、台湾ではお茶は身代を潰すと言われているので心配してくれたのですね。でも、お茶を金儲けの手段にはできない管理人でした。(写真は元寶)
「泡茶」この言葉がとても好きです。わが師は台湾のお茶は「道」でもなく「芸」でもないと常日頃話しをしてくれました。茶道のように精神修行の場ではなく、また茶藝といわれる見せ物でもない。「泡茶」はお茶を愛する人が使う言葉だ。
 毎日毎日いろいろなお茶にふれあいますが、どのお茶も愛おしく思えてしまいます。茶師の笑顔が浮かぶようなお茶が一番好きです。製茶作業に入ったときの茶師の真剣な眼差しが好きです。
 お茶は楽しく、美味しく淹れることが一番大切。自分に、そしてもてなしの心、このことだけは忘れるな。こんな師の言葉をかみしめながらお茶を淹れています。「美味しくなーれ」の呪文を唱えながらの「泡茶」、やはり楽しいですね。(写真は管理人)
2005.03.31「台北縣農會文山農場」
今週の一枚2005.03.31
「台北縣農會文山農場」文山茶の総本山とも言うべき、文山農場の入口です。文山茶の製茶方法、茶葉鑑定方法など毎日切磋琢磨。この農場には台湾政府認定の「茶葉鑑定士」が4名在籍しております。まさに聖域というべきところなんでしょうが、週末には観光茶園もやっているので是非お出かけください。
 文山茶推廣中心の責任者李主任も当然茶葉鑑定士、比賽時には公正なすばやい審査をしています。時には茶葉鑑定士が淹れてくれるお茶をご馳走になるチャンスもありますよ。また売店もあります、農會直営なので価格も激安。
 農場内には青心烏龍種、金萱種、翠玉種、武夷種などの茶樹が並べて植えてあり比較できるようにもなっています。台湾茶を学習する人が一度行っておきたい場所のひとつですね(写真は台北縣農會文山農場入口)