今週の一枚 2005年4月-6月

2005年4月

2005.04.07「比賽と茶葉鑑定士」 2005.04.14「台湾で最も愛される日本人 八田與一」
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「比賽」生産した茶葉のコンテストですね。坪林の茶農は坪林郷のコンテスト、各班のコンテスト、東方美人コンテストに参加可能です。中でも地元班のコンテストには一番力が入りますね。ここで活躍しているのが「茶葉鑑定士」、文山茶推廣中心には4名の鑑定士が在籍、一番手前の「李盛」主任が責任者です。  今年の春茶は、この茶葉鑑定士が推薦したお茶を取り扱うことにしました。今まで比賽茶と管理人が選んだお茶の二本立てでしたが、今年は一味変えて鑑定士お勧め茶が入荷します。春シーズンだけで数千のお茶を鑑定した人がお勧めしてくれるお茶にわくわくしますね。
 今年のコンテストにもできれば参加して来たいと思っています。チャンスがあれば5月の製茶実習の生徒さんも参観するチャンスがあるかも。当然審査会場内は関係者以外立ち入り禁止場所です。そこは文山茶推廣中心日本代理店なのでOKなんです。(写真は比賽と茶葉鑑定士)
台湾で最も愛される日本人、八田與一は1920年台湾総督府土木課の技師として対話へ赴任。当時アジア最大のダム「烏山頭水庫」と灌漑用水路の整備にその腕を発揮しました。時間も費用もかかる壮大な仕事を成し遂げた氏はこの地を台湾最大の穀倉地帯へと変貌させました。
 工事完遂のためその地に家族宿舎や学校、共同浴場、商店などもつくりました。不幸にして工事の犠牲になった人は日本人、台湾人わけ隔てなく一緒に碑に名前を刻まれました。日本人だからということではなく、人々の幸福のためにそのもてる力を発揮する。結果、そこに住む人々が安心して生活できる基盤をつくりあげてしまいました。不幸にして氏は戦争の犠牲になり、奥様も終戦後烏山頭水庫に身を投げ自決してしまいました。
 私たちが台湾で歓迎されているのはこのような先達の努力の賜物だということを肝に銘じて生きたいですね。そしてこのような先輩を持ったことを誇りとして台湾に接していきたいと再度肝に銘じました。(写真は八田與一墓碑)
2005.04.20「手抜き画家 シマッタ」 2005.04.28「檸檬愛玉」
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「島田芳宏」氏、千葉県山武郡山武町生まれ市原市鶴舞荘在住。重度身体障害者である氏の個展が千葉県八街市、特別養護老人ホーム「風の村」内「喫茶アルルカン」にて4月23日まで開催されています。  氏はオリベッティ国際賞、日本チャリティプレート賞など多数受賞作品があります。両手の自由が利かず、わずかに動く右足に絵筆をはさんで絵を描いています。このことより自ら「手抜き画家シマッタ」となのっています。
 光によって生まれた色と影の美しさを描くためにコツコツと何十回もキャンバスに色を重ね塗りした力作が展示されています。「絵は生きがい以上、仕事未満の道楽」と話す氏の力作をぜひ多くの人に見てもらいたいですね(写真は島田芳宏作「桜富士」)
台湾名物「愛玉」、寒天のような、ゼリーのような不思議な食べ物です。屋台などでは檸檬と氷を一緒にして冷たくして販売していますね。
 ところでこの「愛玉」は植物の種から作られているって知っていましたか。有名な産地は台湾嘉義県、阿里山茶の中でも美味しいお茶が取れることで有名な「梅山」にもたくさんの愛玉の樹木があります。山間のがけに突き出すようにそびえたつ10mを越す木、命がけで木によじ登り果実を収穫します。この果実の皮の裏側に当たる部分にたくさんのゴマ粒のような種。これが愛玉の原料です、水の中で種をもむだけでフルフルとしてきます。少したつと愛玉の無味無臭の塊が登場、本当に不思議な食べ物ですね、でも管理人は大好きです。(写真は士林夜市内「愛玉」)

2005年5月

2005.05.05「台灣屋台」 2005.05.12「擂茶」
今週の一枚2005.05.05 今週の一枚2005.05.12
台湾名物「屋台」所狭しと林立しています。写真は士林夜市内の屋台村でのひとコマ、揚物を専門にしているお店です。「天婦羅」や鳥の足、鶏肉、とうもろこし、ピーマンなどの野菜、豚の血を固めたもの、「臭豆腐」などなど
 台灣に遊びに行ったときの楽しみのひとつ、屋台での買い食い。管理人が始めて台湾に行ったときにびっくりしたのが「烏龍麺」、これはいったいなんだろうと思って注文したら「鍋焼きうどん」。最近良く聞く「黒輪」は「おでん」、「黒」は台湾語で「お」と読むのですぐに推察できましたが。屋台では北京語ではなく台湾語(閔南語)が主流、台湾語を少し覚えて台灣をエンジョイしてください。(写真は士林夜市内「天婦羅」)
「擂茶」ですね。新竹県や苗栗県の客家人が好んで飲むお茶として知られています。擂とはどろどろにするの意味ですね。このお茶は三国時代(三世紀、魏、呉、蜀)に起源をさかのぼり、美しい肌を作るお茶として伝えられてきました。
 上質の茶葉、生胡麻、陳皮、甘草、落花生、薬草各種をすり鉢に入れすりこ木でよくする。水を少し加えさらによくする。どろどろにやわらかくなったら、すり鉢に熱湯を八分目ほど入れ、表面のアクを取る。これを各自茶杯に取り飲みます。まったく日持ちしないので、作ってすぐ飲むお茶ですね。こんなお茶の楽しみ方もあります。台湾にお出かけの時にはお試しください。(写真は「擂茶」)
2005.05.19「コンテスト茶葉」 2005.05.26「台湾のTV放送」
今週の一枚2005.05.19 今週の一枚2005.05.26
今年の文山包種茶「坪林」の比賽は5月17日から21日の予定で開催されます。残念ながら参加することはできませんでしたが、出品する茶葉の選出に立会い意見を述べることができました。今年のできのよかったお茶の中からの選りすぐりを並べこの中から出品すべきお茶を決める。私が選んだのはこの中の4つ、一番美味しかったのは左中のお茶でした。
 茶師が最終的に選んだ3種類は、私の選んだ4種類のお茶の中にありました。何でも茶師自信の作品は私とピッタリ意見が合いました(私は内心ほっと、)。最低でも二等奨、特等奨も夢でないお茶だと茶師一押しのお茶が決まりました。(写真は「コンテスト茶葉の選択」)
友人から台湾TV番組が無料で見られるよ。しかも13チャンネルも写っているよ、と連絡がありました。早速、友人の会社へGO!見える、見える鮮明くっきり、これは驚きの一言。ほかにも欧州、インド、中東などの放送もくっきり。外を見るとパラボラが数台林立、チューナーはNTSCとPALをNTSCに変換して出力の上アンテナ切り替えまで。これだけの設備を入れるにはいくらかかるのかな。以前有料チャンネルが視聴できるとの情報がありましたがシステムが 20万程度、毎月数千円の料金、こんないきさつで断念した経緯があります。今回のものはチューナーとアンテナが有れば、家のテレビで普通に見られる。新聞報道、ドラマ、バラエティーなど生情報を得るには最高の手段を獲得しました。
 台湾だけ見られる最低の設備を持ち帰り、アンテナを取り付け調整、チューナーの調整、すごく苦労したのですが、映ったときの喜びはひとしおです。餅は餅屋、やはり取り付けはプロに頼んだほうが良いですね。連絡したら普通 30分程度でつけられるよ、などと言われてしまいました。これからは選択肢がまたひとつ増えました。

2005年6月

2005.06.02「台灣第一好茶」 2005.06.09「環境保護」
今週の一枚2005.06.02 今週の一枚2005.06.09
台灣第一好茶競標賽,熱鬧登場,現場民衆減價聲連連,最後是由維他露御茶園,以八十八萬高價,購得來自台東的總冠軍鹿野清香烏龍茶,雖然這次得標價比去年46萬還要高。
 6 月1日に今年の台湾第一好茶の価格が出ました。1斤88万元(約300万円/100g50万円)で落札されました。茶農は大笑いですねとの報道がありました。昨年は46万元だったので約2倍の価格になってしまったということです。台東縣鹿野茶は以前にも興味があり定期的に購入していましたが、今年は6月に買い付けようと思っていた矢先の出来事。今年の鹿野茶はあきらめたほうがよさそうですね。この価格で落札したお茶は一般の人の口にはいるとしたら、いったいいくらになるのかな。興味のある人は写真の店に行けば飲めるかも (写真は台灣第一好茶に選出された陳錫卿氏の店)
世界で環境保護に関して取り組みがされていますが台北市ではこのように対策しています。スーパー、コンビニでのスーパーバッグ(ビニール袋)使用禁止、ゴミの収集は収集車が来たときに出し、路上の放置は禁止。
 たとえばコンビニで買い物をする際、レジでお金を払っても袋には入れてくれません。自分で持参した袋に入れるのです。もし袋を忘れてしまったときは、袋を購入しなくてはいけません。持ち帰りの弁当屋さんも同様なので、弁当を買うときには袋を持っていきます。これによってビニールゴミが大きく減量されました。
 ゴミを出すときも収集車が来たときのみ出せます。写真のような車が音楽を流しながら集めていきます。市内にゴミを集積しないことで環境、美化努力を行っているのですね。そういえば台北市内で烏を見たことがないですね。あとは深夜、早朝に行われている道路の清掃作業。夜ゴミが落ちていた道路が朝綺麗になっているのは、見えないところで努力しているからなんです。ゴミのポイ捨てはやめましょうね。(写真は環境保護に取り組む台北市のごみ収集車)
2005.06.19「初心者対象講座」 2005.06.23「凍頂林家正統11代目茶師林桓渝」
今週の一枚2005.06.19 今週の一枚2005.06.23
都賀のチーム好茶と生活クラブ共催の初心者を対象とした台湾茶講座を行いました。台湾茶に触れるのも初めてという方や茶器は買ったけど使い方がわからないという方。ペットボトルの烏龍茶は好みではないけど、本物を飲んでみたいという方などいろいろな方の参加がありました。管理人の基本的な入れ方説明の後、ひとり一人思い思いの茶器を使ってお茶を淹れます。渋い、苦い、甘いなどの声、香りは甘く楽しくなる香りという人が多かったのがうれしいですね。
 失敗を重ねながら工夫し何度かの挑戦の末、満足できるお茶が入った喜びは最高ですね。生徒さんの笑顔とお茶の香りで充実した講座となりました。(写真はチーム好茶と生活クラブ主催の初心者対象講座)
凍頂烏龍茶正統林家11代目茶師「林桓渝」。30歳という若さで南投県鹿谷郷農會主催のコンテストで参等奨を受賞しました。もちろん住所は「南投県鹿谷郷彰雅村凍頂巷」凍頂茶師の後継者としてすでに経験20年以上。今年はこのほかに台湾第一好茶コンテストでも優良奬を獲得し第一人者の看板を掲げることとなりました。
 以前より10代目林火城茶師のお茶を取り扱わせてもらっていましたが、今回11代目林桓渝茶師のお茶も取り扱うことができるようになりました。なんと、友情の証として写真に写っている「参等奨」のたてをいただきました。教室関係の方には直接見ていただく機会もあると思います。これを記念して比賽優良奬に輝いたお茶の限定販売を行う予定、目が離せないですよ。(写真は凍頂林家正統11代目茶師林桓渝夫妻)
2005.06.30「ファーストフード?」
今週の一枚2005.06.30
台湾での朝食は屋台派それとも小吃派。私は小さなひなびた?店で食べるのが好きです。このお店はハンバーグとサンドウィッチのお店、メニューのどれがハンバーグでサンドウィッチかわかりますか。ここのメニューすべてがわかる人は相当な台湾通かな。
 茶参福氏と太太のママと三人でちょっと遅い朝ごはん。ハンバーグで100円強、サンドウィッチは70円弱、アイスコーヒーLLサイズで80円弱と250円も出すと超満腹状態。日本と台湾の価格差はいったいどこから生まれるのでしょうか。食在台湾といわれるように食に関しては貪欲な台湾、麗しの島より満腹の島ですね。そういえば米国牛輸入再開した台湾も2頭目BSE発見で再度輸入禁止、吉牛にとっては幻の数日でした。やはり食の安全があってのグルメ、安全性の検査は慎重に行うべきですね。(写真はファーストフード店のメニュー)