今週の一枚 2007年4月-6月

2007年4月

2007.04.05「喝茶養身可抗癌」 2007.04.12「ロストワールド」
今週の一枚2007.4.05 今週の一枚2007.4.12
坪林郷農會の記事に書いてあったことですが、文山包種茶の効果について台湾大学の先生が言っていることなんですよ。漢字ばかりですが読んでください。要達到痩身減重效果,台大教授林仁混教授指出毎天須喝一千五百CC以上;或乾茶葉十五克(約半兩)以上,不加糖且持續數月才能有成效。茶的生化及藥理作用,常由茶中之茶多酚來表現,而茶葉中茶多酚含量可達茶葉的三十%。當中以綠茶及包種茶茶多酚為最多,有六種兒茶素,紅茶及烏龍茶中茶多酚也分茶黄素、茶紅素等並有不同程度的生化保健。研究指出,茶多酚可抑制細胞中的脂肪合成B、簡脂合B形成,脂合B是控制三酸甘油脂、脂化膽固醇及其他脂質生成的重要物質,換句話説,在脂肪增加過程中會發現脂合B的大量表現。肥胖及腫瘤組織都可見脂合B之異常升高。因此常喝茶可降低脂合B,在學理上可降血脂作用。依據實驗結果證實,茶有抗氣化、抗老化、抗突變、抗致癌、抗發炎、抗過敏、抗肥胖等效果並有降血壓、降血脂等都有不錯保健作用。(Bは酉偏に毎)。
***写真は「文山包種茶」***
台北101などの近代的な町をイメージしてしまう台北市ですが、市内にはまだこんな場所もあります。総督府の近くには明治、大正、昭和の時代に建築された当時の官舎がいまだに残っています。市内散策も楽しい町なんです台北は、観光ガイドに載らない旅はいかがですか?
***写真は「台北市保安街」***
2007.04.19「大甲媽祖國際觀光文化節」 2007.04.26「九十六年春季優良文山包種比賽茶」
今週の一枚2007.4.19 今週の一枚2007.4.26
坪林お茶の神様「媽祖」、大甲ではにぎやかなんです。これは14日に行われたお祭りの様子です。元此次比賽所邀請到的團體包括大陸、香港、新加坡及中華台北等八地,超過三十支以上世界級頂尖舞龍舞獅隊伍同台競技,精采可期,今年十月間將舉行的亞奧會室内運動會此次更將舞龍舞獅這次納入正式比賽項目,而透過龍獅錦標賽也增添媽祖活動内涵與深度。
***写真は大甲媽祖國際觀光文化節「舞龍舞獅隊」攝影/羅惠文***
今年の文山包種茶春茶コンテストがまもなく開始されます。3月23日までに茶畑の残留農薬検査に合格した坪林の茶農1356人で競われます。5月11日までに規定量の茶葉を納入し13日より18日の日程で審査が行われます。5月20日より入賞茶を茶農に引き渡し開始、そして販売開始です。特等奨3万元から優良奬1500元までの価格が最低価格。今年の特等奨茶の最終価格はいくらになるのでしょうか、そして知り合いの茶師のお茶はどのクラスに入賞できるのか、まもなく運命の日が訪れます。
***写真は「コンテスト審査会場」にて審査中***

2007年5月

2007.05.03「土芒果」 2007.05.10「2007阿里山高山春季優良茶」
今週の一枚2007.5.3 今週の一枚2007.5.10
この時期の台湾でお薦めの果物「土芒果」です。長さ10cm程度の小さなマンゴーですが、これが病みつきになるほど美味しい。緑色の皮が少し黄色味を帯びた頃が食べごろ。皮は手で簡単に剥け、お手軽に食べられます。香りもジューシーさもまさに逸品なんです。この時期、嘉義縣鹿草郷では道路の両側にたわわに実った土芒果が見られます。うれしいことにこのマンゴー無料で摘み取りできる場所もあるのです。大きなマンゴーも美味しいですが、小振りな台湾土芒果を台湾に行ったら食べてください。スーパーでも露店でもたくさん売っていますよ。
***写真は「嘉義縣鹿草郷土芒果」***
世界一の青茶産地として知られる阿里山茶のコンテストが行われました。5月3日より6日の日程で行われた阿里山高山春季優良茶比賽の結果は青心烏龍茶組特等獎に梅山郷瑞里村「林志霖」茶師、頭等奨一より頭等奨まで16名、貳等奨32名など。金萱茶組特等獎に梅山郷太興村「余素勤」茶師、頭等奨一より頭等奨まで12名、貳等奨24名など。淘汰率は約50%でした。5月12日、13日には梅山公園駐車場にて授賞式と即売会が開催される予定です。この時期嘉義縣方面へお出かけの方にははずせないイベントです。
***写真は「阿里山梅山郷瑞里村」採茶***
2007.05.17「明前三峽碧螺春」 2007.05.24「坪林郷春季優良文山包種茶比賽結果」
今週の一枚2007.5.17 今週の一枚2007.5.24
台湾における緑茶の産地「三峽」は雪山山系の大陸側で鶯歌より山の中に入った場所です。滝が多くあり、風光明媚な観光地としても知られている場所です。「龍井茶」「碧螺春」などの緑茶産地としては古くから有名な場所です。大陸の緑茶にも魅力あるものが多くありますが、最近の大陸茶はちょっと信用できないものが多いので、管理人はもっぱら台湾緑茶です。明前は清明節の前に作られたお茶をさし、新茶の代名詞にも使われています。今年の碧螺春は収穫量が少ないのですが、味も香りも一級品でした。熱湯でも冷水出しでも楽しめますよ。
***写真は「明前三峽碧螺春」***
96年春坪林郷春季優良文山包種茶比賽結果が18日発表されました。参加1356名の頂点に特等奨「王國祥」茶師、氏は35歳の新進気鋭の茶師でその勢いがお茶に乗り移ったとの評判です。頭等一から十まで他頭等奨40名、貳等奨85名、参等奨162名、優良奬など、各茶師一押しのお茶の中のお茶が出揃ったことになります。今年の春茶は品質がよく淘汰率は3割強と若干低めでした。他の産地に比べ降雨量も多く、寒暖差が大きいことが良いお茶の条件ですが、それ以上に茶師の日ごろの努力が実を結んだと言うことですね。いつもお世話になっている蘇茶師が出品したお茶は頭等(一)(四)(六)とベストテンに3つも。特に頭等(一)は特等奨と最後の席を競いあった逸品です。おめでとうございます。
***写真は製茶作業中の「蘇文松」茶師***
2007.05.31「東方美人茶」
今週の一枚2007.5.31
梅雨時になると茶畑に厄介な害虫「うんか」が発生します。東方美人茶はこの「うんか」による食害を逆手にとって生産されるお茶です。文山、桃園龍潭、新竹、苗栗が主要産地ですが、花蓮瑞穂、凍頂などでも近年生産されています。在来製法と新製法の2種類の製法がありますが、在来製法はうんか香を強く引き出すことに対して新製法は水色や花香を生かすことに力を入れている感があります。青心大有が有名ですが、青心烏龍、、金萱、翠玉、武夷などの茶樹から生産されていることはあまり知られていません。生産した手のお茶は香りと味がバラバラですが、半年から1年熟成させると美味しくなります。30年以上熟成させた老美人茶は絶世の美女と言えますね。
***写真は苗栗にて製茶作業中の「東方美人茶」***

2007年6月

2007.06.07「茘枝」 2007.06.14「袋揉捻」
今週の一枚2007.6.7 今週の一枚2007.6.14
この時期の台湾に行ったら生の「茘枝」だけははずせない。台湾語では「ライチー」発音です。5月末から6月中旬までの旬しか味わえない果物です。台中から南投、嘉義にかけて木の枝が折れてしまいそうなほどたわわに実った果実は「楊貴妃」が愛した果物としても有名です。うろこ状の赤い皮を剥くと白く透き通るようなゼリー状の果実が、少し大きめな黒い種がありますが、この種が小さく甘いものほど上質とされています。今日は茘枝を台湾紅茶とあわせて「茘枝紅茶」をつくりました。本来は果汁を茶葉にかけて乾燥させたものですが、生の茘枝をそのまま入れました。茘枝の香りと台湾紅茶の優しい香りが見事にハーモニー、果実と茶葉から出るほのかな甘みがさわやかです。そういえば人工甘味料と香料を添加しただけの茘枝紅茶がたくさん日本では出回っていますね、怖い怖い。
***写真は台湾嘉義縣産「茘枝」と茘枝紅茶***
台湾球状茶製茶作業に欠かせない袋揉捻です。茶壺や蓋碗を使い熱湯を注した時に大きく茶葉が広がる様は幻想的でもあります。熱を加え熱い状態で布に包み転がすようにして揉込む作業は重労働で今では写真のような機械を使って行います。袋はネルや綿を使っていましたが現在ではパラシュート生地が主力になっています。機械を使って包み込んだ布を絞り上げ丸くまとめるには通常の生地では破れてしまうためです。30年近く前の製茶室には破れた生地を繕うミシンが置いてあったことを思い出します。茶葉は袋揉捻を行い茶葉の繊維がやわらかくなり、茶葉の力を全部引き出せる状態に変化していくのです。先人の知恵と努力に頭が下がりますね。
***写真は「袋揉捻作業」***
2007.06.21「珈琲」 2007.06.28「殺菁」
今週の一枚2007.6.21 今週の一枚2007.6.28
台湾珈琲業界における黒船「ドトール」が南京東路にオープンしたのは記憶によると1991年頃。当時台湾で珈琲を飲もうと喫茶店やホテルで注文すると1杯200元前後でした。ところが羅多倫珈琲が1杯35元の価格設定をしたところ大ブレーク、珈琲ブームの始まりでした。珈琲館、星巴克(スタバ)、真鍋、西雅図(シアトル)、伊是(イズ)など続々進出してきました。30年程前台湾田舎では珈琲を飲みたくても、探すのが難しい状態でした。田舎の旅館などではドリップやサイフォンはあるけど使える人がいないため、自分で淹れてお客さんに出したこともありました。いつのまにか泥水のような珈琲から珈琲の香りや甘み、苦味を楽しむ文化に変化したのですね。時代と共に変化する嗜好飲料、台湾茶はこの先どのように変化していくのでしょうか。
***写真は台北市南京東路「羅多倫珈琲」***
室内萎凋で茶葉の旨味を凝縮した後の作業「殺菁」です。まだ葉っぱらしい茶葉に熱を加えることで醗酵酵素を止めてしまい、茶葉を蒸し焼きにした状態で熱くし揉捻作業がスムーズにいくように行う作業です。殺菁釜は鉄製のものステンレス製のものがあり、それぞれ温度設定が異なります。湯気が勢いよく上がり青い香りが室内に充満します。殺菁時間は茶葉の状態を観察しながら決めます、しんなりと香りが上がってくるのがわかります。全体に満遍なく火を入れることが要求され、簡単に見えますがデリケートな作業です。殺菁釜が無い時代は大きなフライパンのようなもので作業をしていました。
***写真は製茶実習「殺菁」作業***