今週の一枚 2008年10月-12月

2008年10月

2008.10.02「台湾面白看板」 2008.10.09「5折この看板の意味は」
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台湾を旅していて面白いと思うのが、日本語を使った面白看板です。台北地下街を散策中にこのような看板を見つけてしまいました。「すやこ」というのは親子丼、「湯どおし鯛」は鯛飯らしきもの、「タうつうイ」は鱈フライ丼、「ひれ肉」はロースかつ丼で「ロースとんかっ」がひれかつ丼と写真、中文の名前が入れ替わってしまっているものもあります。カタカナとひらがなが入り混じり、しかも使い方がめちゃくちゃなのがここの特徴。このような面白看板を探しながら、勇気をもって食べてみるのも楽しいですね。写真を指差し「里肌蓋飯」を食べてみましたがご飯の上に出し味の卵とじ、その上にとんかつがのっている写真とほぼ同じものが出てきました。味は何とも癖になる美味しさというコメントを出しておきます。ぜひ台湾に行ったら食の冒険もお楽しみください。
***写真は「台湾面白看板」台北地下街***
台湾で買い物をしていてよく目にする「5折」とか「2折」などの看板。一緒にSaleなどの文字があるので、割引を意味しているのはわかります。この折の前についている数字が小さいほど割引が大きいのです。たとえば「9折」は1割引を意味しており、「1折」は9割引きを意味しているのです。また、「買2送1」と表示してあるものは2個買ったら1個サービスを意味しています。同じように「買1送1」なら1個買ったら1個サービスの意味となります。この表示は香港や大陸でも同じ意味なので知っていると便利です。
***写真は「5折」台北市内にて***
2008.10.16「馬英九手作り紅茶」 2008.10.23「スタンド式カフェ」
今週の一枚2008.10.16 今週の一枚2008.10.23
製茶実習でお世話になる高茶師のもとで台湾総統「馬英九」氏が紅茶づくりの体験をしました。2007年10月18日に高茶師のもとを訪れた馬英九氏(当時は台北市長で総統選に出馬中)は、自ら茶葉を摘み、揉捻作業を行って紅茶をつくりました。少量に向いている手もみ作業で作り上げた紅茶がこの写真のものです。一国のトップが自ら作り上げたお茶を飲む機会はめったにありません。ありがたく頂戴しました。大葉種で作られたようで、メンソール系の香りがさわやかさを演出し甘く水色鮮やかなお茶となっておりました。当日はシークレットサービスや付き人、政府要人、花蓮縣役人、瑞穂郷役人、農會トップなど相当なにぎやかさだったそうです。当日の様子は高茶師のお店に写真がありますので見ることができます。残念ながら手作りのお茶はごく少量なので飲むのは難しいかも。
***写真は「馬英九手作り紅茶」高茶師のお店にて***
台北市内を散策しているとスタンド式カフェを多く見かけます。テイクアウトはカップの上をシールして密封してくれますのでこぼれる心配なし。もちろん店内で飲む場所も確保されており、学校の下校時間などには多くの学生でにぎわいます。メニューはと言えば、一言では言い尽くせないほど多種多様、アレンジドリンクが多くあります。もちろん伝統的な烏龍茶もありますし、珈琲もあります。変わり種ではパッションフルーツ紅茶、パイナップル紅茶、フレッシュオレンジ紅茶、ミルク緑茶やミルク烏龍茶にタロイモミルクなど。価格もお手頃で30元から50元程度と庶民的です。台湾に行かれたらいろいろなドリンクにチャレンジするのも楽しいですよ。
***写真は「スタンド式カフェ」台北市内にて***
2008.10.30「台湾高速鉄道」
今週の一枚2008.10.30
新しい交通手段として開業した「台湾高速鉄道」です。車両は日本の700Tを使用しており、日本の新幹線に乗っている感じに近いようです。自由席、指定席、商務席の3種類に分かれており、ハイクラスの商務席は日本のグリーン車に相当する位置づけ。コーヒーなどのドリンクサービスがあります。平日昼間の時間帯に利用すると列車によっては35%割引があり、通常の指定席より少し高い価格設定となっています。リッチな気分が味わえるので一度は利用してみたい席です。切符の購入も簡単ですし、乗車ホームも簡単にわかるのではじめての人でも安心です。弱点は台北駅、板橋駅、高雄左営駅以外は駅から市街部までのアクセスがあまりよくないという点です。フリーバスも用意してありますが、目的地までの移動も考えて利用しないといけないのが難点です。しかし、快適さは抜群、台湾旅行に欠かせない移動手段となりそうです。
***写真は「台湾高速鉄道700T車両」嘉義駅にて***

2008年11月

2008.11.06「蜜香紅茶」 2008.11.13「碧緑茶」
今週の一枚2008.11.06 今週の一枚2008.11.13
蜜香紅茶は2006年世界紅茶コンテストで優勝し、世界的に有名なお茶の一つとなりました。この紅茶を製茶する技術を開発したのが花蓮縣瑞穂郷高茶師と奥さんの粘茶師です。摘み取る茶葉は1芯2葉ウンカの食害を受けた芽を使います。他の葉と比べて茶葉の大きさが小さく、葉の部分が少し紫や褐色に変化しているものがベスト。摘み取った茶葉の水分を日光萎凋、室内萎凋で減らし萎凋香がしっかりと出てきたら準備完了。揉捻をしながら徐々に醗酵させ最終醗酵を行います。このときメンソールのようなスッとする香りが出てくれば良い状態の証。醗酵終了後乾燥させ、低温で長時間最終乾燥、焙煎を行います。出来上がってから3週間ほど熟成させて水分が平均化すれば飲みごろです。乾燥機から取り出した茶葉はとてもきれいです。香りが伝えられないのが残念です。
***写真は「蜜香紅茶」製茶実習より***
碧緑茶は蜜香緑茶よりウンカ芽の少ない茶葉で作られた緑茶です。製茶実習で摘み取った茶葉は紅茶に加工するには時間が足りなかったため、緑茶に加工しました。2時間10名で茶摘みして摘めた茶葉は約3kgです。この茶葉より出来上がる緑茶は約600g、ひとり当たり60gと少量ですが自分たちだけのお茶として貴重なものです。摘み取った茶葉は室内萎凋を約6時間行った後、殺菁機で一気に過熱して醗酵成分を止めてしまいます。少量の茶葉なので手もみで揉捻し乾燥させれば完成です。約70度の低温で12時間ほど乾燥させました。日本緑茶や大陸緑茶とは一味違う香りのお茶が出来上がりました。台湾の緑茶は甘くさわやかな萎凋香があるやさしいお茶でした。ウンカ芽が多い蜜香緑茶になると蜂蜜のようなあまい香りが含まれます。
***写真は「碧緑茶」製茶実習より***
2008.11.20「阿里山・台風の爪痕」 2008.11.27「花蓮縣瑞穂牧場」
今週の一枚2008.11.20 今週の一枚2008.11.27
阿里山茶区のいたるところで台風被害があったことを思わせる爪痕が残っていました。写真は瑞峰から梅山茶区へ向かう途中の太平付近での写真です。茶畑の向こう側の山肌が台風による大雨で崩れている様子がよくわかります。このあたりの標高は約1500m地点で高山茶がたくさん収穫できる場所です。お茶には水が必要ですが、台風のように大量に集中的に降ってしまうと山は崩れ、茶畑は全滅ということになってしまいます。今年は台湾に上陸した台風が多く被害も相当なものになりました。実際に阿里山の山中を走ってみると路肩が崩れ片側通行になっていたり、通行止めになっている場所が多いのに気が付きます。阿里山鉄道も運行停止になっていました。自然の力の凄さを再認識するとともに地球環境を守ることの大切さを感じました。
***写真は「台風の爪痕」阿里山にて***
台湾最大の牧場「瑞穂牧場」です。1980年代迄この場所ではパパイヤを栽培していました。台風のたびに大きな被害がある作物より被害の少ない作物はないか。米国西部のような牧場なら牧草は台風被害を受けないし、この発想のもと作られたのが瑞穂牧場です。毎日20トンの生乳を生産し、統一グループによりセブンイレブンなど台湾全土に牛乳を供給することとなりました。中央山脈玉山系の伏流水がわき出るこの場所は牧畜や茶栽培に適した場所。やはり農業の基本は水なんだなと実感します。この牧場は年中無休、入場無料で売店ではしぼりたて牛乳、アイスクリーム・プリン・チーズケーキやミルクパンなども販売しています。紅茶製茶実習時にこちらにも立ち寄りますので、次回参加の皆様お楽しみに。
***写真は「瑞穂牧場」花蓮縣瑞穂郷にて***

2008年12月

2008.12.04「意麺王」 2008.12.11「光華市場」
今週の一枚2008.12.4 今週の一枚2008.12.11
台北市大同區歸綏街の「意麺王」の意麺は美味しい。注文するのは「乾意麺・(食昆)飩湯」スープの入っていない意麺をゆで、たれがかけてあるものとワンタンスープ、時には野菜のゆでたもの。ただこれだけですが、何とも言えず美味しい。営業は10時半より21時までと台湾にしては少し早い閉店時間。日本語は全く通じませんが、注文シートに数字を書き込めば持ってきてくれるので、初心者でも大丈夫です。金額は格安で、300円もあれば小腹がすいたときに満足できます。50年以上続く隠れた名店ですがただ年月を重ねただけではありませんよ。製茶実習の時に宿泊する東呉飯店から徒歩5分ほどの場所、迪化街からも至近距離なので台北へ行った際はチェックしてみたらいかがですか。
***写真は「意麺王」と「意麺」台北市にて***
台北市の光華市場がリニューアル、ビルが完成しすべての商店がここに移動しました。古くは松江路と新生南路の境に位置した陸橋の一階と中二階の汚くゴミゴミした場所。この場所も趣があって好きでしたが、今は陸橋取り壊しのために跡形もありません。移動したのがこのビルの隣、市民大道に面した場所でした。はじめは閑散としてましたが徐々ににぎやかになり、すっかり馴染みになってきたところ。今度のビルはきれいですが、通路配置が良くないので、見て回るのがちょっと苦痛。PC関連、DVD関連、パーツ、古本屋など昔の店がそのまま入っているのに加え新規参入もあります。一階には喫茶、飲食スペースもあります。HDDやUSBメモリーは日本の半額程度とお買い得、興味のある方はぜひお運びを。ただし、今までなかった定休日があるようなのでご注意を。
***写真は「光華市場」ニュービルディング***
2008.12.18「NHK海外放送」 2008.12.25「龍泉茶」
今週の一枚2008.12.18 今週の一枚2008.12.25
台湾のテレビ放送は台視・中視・華視の地上放送3チャンネル時代が長く続きました。NHKが衛星放送を始めたころよりパラボラアンテナを立て日本BS放送を受信して見られるようになりました。現在ではケーブルテレビがほぼ全世帯に普及し100チャンネル以上の放送が受信できるようになりました。日本の放送もNHK海外放送、BS1、BS2や日本チャンネル専門の番組、アニメなど多種多様。日本のニュースを得るためにしかたなくNHK海外放送を見ますが、スポーツなどの放送時に「放送権の都合により・・・」の文字が延々と映し出され、音声のみが伝えられます。何とも腹立たしいこの仕組みなんとかならないのでしょうか。これが嫌でBSを受信しているホテルではこちらを視聴してしまうのですが、、、。
***写真は「NHK海外放送」台湾TV放送より***
台湾桃園縣を代表する茶葉「龍泉茶」の茶畑です。龍泉茶は「龍泉瓢香」と言われ龍潭郷で生産されるお茶です。観光茶園も多くあり、手軽に見学することができます。青心烏龍種を使って作る清香系の「龍潭茶」とウンカ芽で作る「龍潭椪風茶」がお勧めで、條型と球状の中間の形状をした「半球状茶」はまさに龍の爪といった形をしています。龍潭の椪風茶(東方美人茶)は文山から新竹へと製法が伝わっていく途中の地点、いろいろな香りのお茶があり楽しめます。観光で「小人国」や「石門水庫」を訪れたときに試飲をお忘れなく。
***写真は「龍泉茶」桃園縣龍潭郷にて***