今週の一枚 2009年7月-9月

2009年7月

2009.07.02「茶與珈琲的故郷」 2009.07.09「寧夏路夜市」
今週の一枚2009.07.02 今週の一枚2009.07.09
「茶與珈琲的故郷」の碑を見つけました。花蓮縣瑞穂郷は明治後期から昭和にかけて日本人が移住した地区で、温暖な気候を利用して様々な作物が作られました。台湾国内では雲林縣の珈琲のほうが有名ですが、瑞穂郷の珈琲は明治時代に日本人がアラビカ種の珈琲豆を持ち込んで栽培がはじまりました。現在でもコーヒー栽培は盛んで、おいしい珈琲をたくさん産出しています。茶栽培は温暖な気候と冷たい地下水という好条件の元、台地では金萱、大葉を中心に、海岸沿いの山脈では青心烏龍、翠玉が栽培されています。数年前より紅玉の栽培もはじまり今後が楽しみな産地です。
***写真は「茶與珈琲的故郷」花蓮縣瑞穂郷にて***
台北市民生西路と重慶南路交差点近くの寧夏路に毎晩出現するのは「寧夏路夜市」です。士林夜市などとは異なり派手さはありませんが、台湾らしい食べ物を食べ歩くならここがおすすめ。呉郭魚湯、沙茶牛肉、豬肝湯、台南碗粿、沙拉魚卵、滷肉飯、蚵仔煎、蚵仔麺線、鶏肉飯、大腸蚵仔麺線など、伝統的な台湾ファーストフードが楽しめます。MRT淡水線「雙連」駅または「中山」駅が最寄り駅になります。60年の伝統がある夜市を楽しむのも台湾の楽しみの一つですね。
***写真は「寧夏路夜市」***
2009.07.16「動物醫院」 2009.07.23「客家放山鶏荘」
今週の一枚2009.07.16 今週の一枚2009.07.23
以前は動物病院を市中で見かけることは皆無でしたが、近年のペットブームの影響なのか台北市内にたくさんの動物病院を見かけるようになりました。休日診療や24時間診療は当たり前のようにやっているようです。診察室、X線、手術室、薬局、待合室などしっかりと完備しています。検診科目も内科、外科、各種検査科と一通りの診察、治療を行えます。30年ほど前はペットを飼っている人を見かけることは少なかったのですが、いまや日本と同じようなペット大国。ペットの増加とともに動物病院も増加しているのですね。
***写真は「全民連鎖動物醫院」台北市民生西路にて***
寧夏路夜市は露天と店舗が複合して成り立っています。ここに「客家放山鶏荘」という、客家料理の店があります。目印は「鶏」の置物が両側にあるのですぐわかります。ここは店舗なので夜の営業だけでなく昼の営業も行っています。この店の名物は何と言っても地鶏の蒸したもの。何故か客家料理の鶏肉は黄色い色に蒸しあがっているのが特徴。この色の鶏を見かけたら客家料理の系列です。ブロイラーの臭みがないため、鶏皮がおいしく、油が落ちコラーゲンたっぷり。肉汁たっぷりで、肉のかみごたえもあります。他にも客家料理ならではのおいしいものがたくさんあるので、チャンスがあったらのぞいてください。お手軽価格なので財布にもやさしいですよ(笑)。
***写真は「「客家放山鶏荘」」台北市寧夏路にて***
2009.07.30「高肇昫茶師と粘筱燕茶師」
今週の一枚2009.07.30
花蓮縣瑞穂郷の名人「高肇昫」茶師と奥様の「粘筱燕」茶師です。日ごろの努力の結果生み出された「蜜香緑茶」「蜜香紅茶」で一躍有名になった「嘉茗茶園」のご夫婦です。大葉烏龍種を使った「緑茶」「烏龍」「紅茶」の三変化は素敵な発想。茶畑の状態によって作り上げるお茶の種類がかえられるという隠し技です。赤柯山の青心烏龍や金萱茶の素直な味わいも一度試したいお茶です。製茶実習ではこのような「嘉茗茶園」のおいしいお茶がいろいろ楽しめます。
***写真は「高肇昫茶師と粘筱燕茶師」***

2009年8月

2009.08.06「酸辣湯」 2009.08.13「台風8号」
今週の一枚2009.08.06 今週の一枚2009.08.13
台北市内で「酸辣湯」を食べるのは簡単です。レストラン、小さな食堂、屋台、夜市などいたるところで食べることができます。各店によってスープの味付け、具材なども違うのでいろいろ楽しめます。文化出版社より出版されている「正宗台灣小吃」によると、4人分の材料は里肌肉絲150公克/ 豬血75公克/ 豆腐一塊/ 火腿絲75公克/ 濕木耳40公克/ 筍絲75公克/ 白蘿蔔 75公克、調味料関係は高湯 1800 CC / 醬油3大匙/ 鹽1大匙 / 糖1茶匙/ 烏醋3大匙/ 辣椒油3大匙となっています。具材を15分ほど煮込んで調味料を加えて出来上がり。好みで辣椒油、白胡椒粉、烏醋を加えて食べます。酢の酸味が飛びやすいので作ったらすぐ食べましょう。材料をアレンジすれば家庭で簡単にできます。「酸辣湯」を食べて蒸し暑い夏を乗り切りましょう。
***写真は「酸辣湯」台北市内にて***
日本では台風9号、台湾では台風8号の被害がたくさん報告されています。管理人も台湾茶農、茶師と連絡を取り被害状況を確認している最中です。今回の8号は台風の進路にあたる北部より、中部から南部、東部にかけての被害が甚大です。台東ではホテルが倒壊、流失、高雄では土石流、阿里山では2600ミリを超える豪雨被害。台湾自由時報によると「嘉縣山區降下超大豪雨,累積雨量逾二千六百毫米,引爆土石流,撕裂大地,吞噬山區民眾住家及阿里山高山茶多個主要產茶區」阿里山茶区の被害は甚大です。被災された方の一日も早い復興をお祈りいたします。
***写真は「嘉義縣梅山鄉太和村油車寮部落」自由時報より***
2009.08.20「蚵仔煎大王」 2009.08.27「布魯絲烘焙坊」
今週の一枚2009.08.20 今週の一枚2009.08.27
寧夏夜市の名物といわれるものの一つは「蚵仔煎」です。蚵仔煎は嘉義縣名産の小さい牡蠣を油でいため、卵でとじたものです。特製のソースをかけて食べるのですが、これがおいしい。シンプルな料理ですが、各店によって味が違うのも魅力の一つです。牡蠣はRが付く月以外は食べないといわれますが、台湾では一年中牡蠣が出回っています。牡蠣料理を食べ歩くのも楽しいですね。同じ名前の料理をいろいろな店で食べ歩くのも台湾の魅力の一つ。美味しい店が見つかったら教えてくださいね。
***写真は「蚵仔煎大王」寧夏夜市より***
「布魯絲烘焙坊」は東吳飯店より民生南路に向かって歩くこと数分の場所にあります。パン、ケーキ、飲料を扱うお店ですが、とにかく美味しい。マカロンやパイナップルケーキはお土産に最適で、価格も格安です。大量の場合は予約すれば東呉飯店まで配達もしてくれました。夜食にシュークリームやミルク系のデザートが最適。おやつやお茶菓子にも最高です。日本語は通じませんが筆談で充分用事はたります。この近くにおいでの際はぜひお立ち寄りを。
***写真は「布魯絲烘焙坊」台北市延平北路にて***

2009年9月

2009.09.03「台湾湖池屋」 2009.09.10「害防制法」
今週の一枚2009.09.03 今週の一枚2009.09.10
「台湾湖池屋」のスナック菓子を買ってみました。カラムーチョとのり塩ですが、カップラーメンと同じ容器に入っているのが面白くて、つい衝動買い。卡辣姆久と漢字で書いてありますが、そのままカラムーチョ。海苔塩はのり塩、漢字で商品名を書いてあるのは台湾バージョン。JANコードは日本の49から始まっているのでコピー品ではなさそうです。値段は39元、日本円で約120円でした。味の方は日本で食べた記憶がないため、比較できませんでした。海外においてスーパーなどを見て歩くのも楽しいですね。
***写真は「カラムーチョ・のり塩」台湾湖池屋***
2009年1月11日に「害防制法」が施行された台湾、指定喫煙場所以外での喫煙に関して罰金が科せられるようになりました。2000元から10,000元が罰金の額です。室内公共場所は全面禁煙。また、3人以上働いている職場内での喫煙も禁止されました。仕事で訪問した会社で3人で打ち合わせを室内で行っていた場合、たばこを吸ったら罰金の対象となるということです。お茶を扱う管理人にはうれしい法律ですが、愛煙家には厳しい国になってしまいました。
2009.09.17「小綠葉蟬」 2009.09.24「嘉茗茶園」
今週の一枚2009.09.17 今週の一枚2009.09.24
小綠葉蟬は茶の害虫「ウンカ」の台湾名です。この害虫による食害を利用して作りだされたお茶が「椪風茶」と呼ばれるお茶。東方美人茶のほうがなじみのある名前かもしれません。ウンカは夜行性で、日中は葉の裏や雑草などの茂みに隠れています。ウンカの食害にあってしまった茶葉は新芽が赤紫色になり、大きく育つことなく小さい葉となります。このように自然と共存してお茶を作りだすところが台湾の素晴らしさですね。
***写真は「小綠葉蟬」花蓮縣瑞穂郷にて***
「嘉茗茶園」は花蓮縣瑞穂郷の名人「高肇昫」茶師と「粘筱燕」茶師夫妻のお店です。店内にはいつでもお茶が飲めるように古木のテーブルがあります。店の隣は製茶場になっており、毎年行っている製茶実習・体験はこの場所で行っています。店の正面は小学校、隣は警察署、幹線道路より1本奥の路地なので環境抜群です。街路樹には珈琲の木が植えられています。このコーヒーは明治時代に日本人が栽培を始めた樹の子孫です。美味しいお茶はこのような環境の中で生み出される、ぜひ体験してほしいですね。
***写真は「嘉茗茶園」花蓮縣瑞穂郷にて***