今週の一枚 2011年10月-2011年12月

2011年10月

2011年10月6日「桂花茶」 2011年10月13日「黒輪」
今週の一枚2011.10.06 今週の一枚2011.10.13
9月末から10月初にかけて開花する「キンモクセイ」は、優しい香りが広がることで開花を知ります。通常、金木犀の花を乾燥させ茶葉と一緒に楽しむ「桂花茶」が、この時期だけ生花で楽しめます。包種茶とあわせて「桂花包種茶」、烏龍茶とあわせれば「桂花烏龍茶」、紅茶とあわせて「桂花紅茶」。他に日本茶とあわせても楽しいですね。冷凍庫で保管すれば、クリスマスやお正月に楽しむこともできます。「銀木犀」は香りが強く、少しブレンドすると綺麗で香りがよくなります。お薦めは「坪林小葉紅茶」を使う「小葉桂花紅茶」です、是非お試しを。野点で楽しむと最高です。
写真は「金木犀花」
「黒輪」と書かれた屋台を台湾でよく見かけます。この黒輪、日本でおなじみの「おでん」なのです。日本時代に食べられるようになった「おでん」を台湾風にアレンジした伝統の食べ物です。北京語で「黒輪」を発音してもピンときませんが、台湾語(閩南語)で発音すると「おれん」となります。台湾語は濁音発音が苦手なので「で」が「れ」になってしまいました。台湾セブンイレブンで販売している「関東煮」も同じものです。まず、手軽なこちらで試してから屋台デビューもOK。台湾風の味ですが、これからの季節美味しく感じる食べ物です。台湾に旅行したらお試しを。
写真は「黒輪」
2011年10月20日「中華民國100年」 2011年10月27日「舞鶴珈琲」
今週の一枚2011.10.20 今週の一枚2011.10.27
中華民國100年のお祝いの日、10月10日台湾の様子がyuyukaさんより送られてきました。建国記念日(雙十節)は辛亥革命により中華民國が建国された日で国民の祝日です。台湾各地で記念行事が行われましたが、この中正記念堂は花火見物の一番の場所で多くの人が詰めかけます。総督府の正面から右側にかけて花火が打ち上がります。東呉飯店の一部ツインルームからも見え、部屋でのんびりしたい人にお薦めです。台湾の活気を感じられる日です。
写真は「中正記念堂」撮影 yuyuka
北回帰線、南回帰線付近23.5度は珈琲の黄金地帯です。美味しいと言われる珈琲はこの23.5度付近に点在しています。台湾では花蓮瑞穂、雲林古坑が有名です。花蓮瑞穂の高肇昫茶師宅前の街路樹も珈琲樹です。この地の珈琲は日本人が苗木を持ち込み栽培が始まりました。製茶実習・体験で宿泊する粘筱燕茶師実家が経営する民宿の庭でも、珈琲栽培が行われています。ちょっと早起きして散策も楽しいですね。写真の女性は高肇昫茶師の義妹、粘筱燕茶師の妹です。北回帰線碑公園に隣接した場所で喫茶店営業しています。珈琲、珈琲紅茶、珈琲緑茶など楽しめます。
写真は「北回珈琲」

2011年11月

2011年11月3日「台湾便利商店」 2011年11月10日「エバー航空」
今週の一枚2011.11.03 今週の一枚2011.11.10
以前の台湾には多くの便利商店がありました。個人商店で雑貨から食品まで幅広く取り扱っており、まさに便利商店でした。現在はコンビニに姿を変え、日本と同じように各種商品を取り扱っています。台湾旅行する日本人にとって救世主とも言える店になりました。日本と違うのは、聖域なき販売競争なのか同じチェーン店が見える場所にあること。特に台北市内にはセブンイレブンがいたるところにあります。深夜のコンビニは入荷整理でゴチャゴチャなのも日本と同じです。今日台湾に到着、ホテルにチェックインしてすぐ、買い出しに行きました。しかし、台湾の飲み物は安い。
写真は「台湾セブンイレブン」
エバー航空は台湾に行く時の便利な足です。長栄海運グループ企業として1991年営業開始、緑がコーポレートカラーです。現在はANAと共同運行便を多く運行しています。サンリオと提携し、ハローキティの塗装やアメニティを施した「ハローキティジェット」も運行されています。機内食の食器類やデザートなどマニアなら一度は乗りたい飛行機です。以前は日本人キャビンアテンダントが多くいましたが、最近は1便に1、2名です。今年で運行20年、大きな事故はなく安全評価の高い航空会社です。
2011年11月17日「台灣啤酒」 2011年11月24日「石碇椪風茶」
今週の一枚2011.11.17 今週の一枚2011.11.24
台湾ビールは1920年日本占領時代に高砂麦酒が台北工場を設立し販売を始めたのがスタート。1933年に台湾総督府専売局の専売となり専売品に指定。戦後1949年に台湾総督府専売局の専売品となり台北・竹南・烏日・善化の4工場が稼働し、9工場で酒類を生産しています。2002年釀造啤酒奧斯卡獎を獲得後「金牌」を発売、それまでの台湾啤酒、台湾生啤酒を凌ぐ人気でトップの座につきました。台北市中山區八德路二段にある台北啤酒工場展售中心では17時より25時までビールを飲むことができます。左党なら一度は行きたい場所ですね。台湾は酒税が安いので、瓶ビールでも150円程度です。
写真は「台灣啤酒金牌」
石碇椪風茶は文山地区最高峰の東方美人茶です。青心烏龍種の茶葉に小綠葉蟬(ウンカ)が群がり、食害により成長が止まることが必須条件です。コンテスト(比賽)に出品するための茶摘みは早朝より正午までの時間との戦いです。高温高湿に加えて晴天が茶摘みの条件、先端の芽先部分だけを丁寧に摘み取ります。プロの茶摘みさんでも数斤しか摘めないという強者。この苦労の結晶が文山の東方美人茶です。許朝貴茶師が獲得した特等奨茶葉を入手したのでテイスティングしました。香りの強さと持続性、甘味の凄さは流石です。一度は飲んでみたいお茶のひとつです。
写真は「石碇椪風茶特等奨」by Oyakata

2011年12月

2011年12月1日「茶香好友WebShop」 2011年12月8日「文山包種茶」
今週の一枚2011.12.1 今週の一枚2011.12.8
茶香好友WebShopを全面リニューアルしました。新しい機能として「会員登録」「ポイント制度」「クーポン券」を導入しました。もちろん携帯電話からのご購入も出来ます。会員登録を行なっていただくと、次回からの詳細入力が省けます。またリニューアル特典として期間限定ですが、新規会員登録時に300point進呈、すぐに使えます。また、会員特典としてご購入金額の10%をポイントバック、次回お買い上げ時に使用できます。ポイントは1年間有効です。メールマガジン登録された方には不定期でメールマガジン及びクーポン券を発行します。2011年(民國100年)冬茶の販売開始いたしました。みなさまのご利用をお待ちしております。
写真は「茶香好友WebShop
文山包種茶は台湾を代表するお茶のひとつで、別名「清茶」とも呼ばれます。形状は條型で、球状茶とは異なります。また茶葉単独で世界で一番香りの強いお茶と言われています。緑茶に茉莉花などで香りをつけていたお茶から、茶葉だけで茉莉花に負けない香りを出そうと工夫して生まれたのが文山包種茶です。その香りの秘密は室内萎凋にあります。文山は新北市文山地区の地域を示しています。包種茶は古来出荷方式、紙包みで包装する「包装」と「包種」の発音が同じことから命名されました。
写真は「文山包種茶」by Oyakata
2011年12月15日「龍鳳峡高山茶」 2011年12月22日「梨山翠峰高冷茶」
今週の一枚2011.12.15 今週の一枚2011.12.22
龍鳳峡高山茶は南投縣竹山郷龍鳳峡巷の茶畑で現地製茶したお茶です。凍頂山系に属し焙煎して凍頂烏龍茶として販売されることもありますが、近年の高山茶ブームで「清香茶」として販売される量が多くなりました。凍頂烏龍茶で有名な「鹿谷郷」は凍頂山系の最も大陸寄り凍頂山に位置します。ここから凍頂山系を内陸に向かって進むと、杉林渓観光茶園、杉林渓茶区に到着。標高1000mから1500m前後の整理された茶園が広がります。さらに奥地に進むと標高1300mから1700m前後の斜面に龍鳳峡茶区があらわれます。原生林、竹林と茶園が共存した環境が冷たい地下水脈を形成します。気温が高くなると霧が発生しやすいのはこれが一因。生産量が少ない茶区ですが一級の茶葉が産出されます。春の草原を吹き抜けるような香り、膨らみ弾ける甘味が茶通を魅了します。
写真は「文山包種茶」by Oyakata
梨山翠峰高冷茶は南投縣最北端の台中縣、花蓮縣、宜蘭縣に広がる梨山山系のお茶です。注目されたのは約10年前で高山茶ブームの最高峰として君臨しています。標高1200mから2700mの山岳部に翠峰・華崗・福寿山・大禹嶺・武陵・翠巒・松茂・天府・佳陽・紅香・大雪山・八仙山・東眼山など茶区があり各地特徴があります。文山包種茶の萎凋技術を取り入れてから香りが抜群に良くなり清香系のお茶が主流となりました。希少な大禹嶺が最も有名ですが、翠峰や華崗の香り、味は抜群、高冷茶入門に最適なお茶と言えるでしょう。高山茶は標高1000m以上、高冷茶は標高2000m以上の茶区で生産され、現地加工したお茶を指します。最近ブームに乗り偽装茶が急増、市場の大半を占めているのも別の現実です。
写真は「梨山翠峰高冷茶」by Oyakata
2011年12月29日「茶の発芽」
今週の一枚2011.12.29
台湾における茶の花は10月より11月にかけて開花します。その実は受粉・結実より1年かけて熟成します。この種を温度湿度管理し種蒔すると、2ヶ月ほどで発芽し写真のような新芽が萌芽します。種の中の栄養を使いながら、根を大地にまっすぐ張ります。その成長はゆっくりですが、大地をがっしりとつかみ強風にも負けません。茶葉収穫までに5年強育て、良い茶樹が母樹となり多くの茶葉生産に結びつきます。台湾茶樹の品種改良はこのような作業を続けて生まれたのです。お茶の発芽に触れると、いろいろな思いが湧き出します。
写真は「台湾茶発芽」