文山坪林「清境茶園」において東方美人茶を茶摘みから完成まで体験、実習します。製茶チャンスは1年一度、農暦端午節前後2週間の梅雨時
東方美人茶はウンカ食害(吸害)茶葉が必須、梅雨時の蒸し暑い時期は雑草も繁殖しウンカにとって最適な活動期で大繁殖時期になります。ウンカの食害を受けた茶葉は成長が阻害され小さく硬くなります。この新芽を手作業で摘み取るのが第一歩。茶摘みのタイムリミットは午前11時頃、摘める茶葉は1時間で100g弱、製茶すると20g程度です
次に日光萎凋、以前は直射日光の強い時間にしっかりと日光を当てて萎凋しましたが、近年では寒冷紗下で萎凋させる製法が多くなってきました
次に室内萎凋、ゆっくりと水分を抜いていき、深夜撹拌作業を行います。ゆっくりと丁寧にひたすら2~3時間撹拌を続けて萎凋完了
発酵作業は茶葉を厚く積み上げることで、発酵熱を蓄積させながら行います
発酵終了後、釜炒り殺菁、眠さで鍋のふちに腕を触れないよう注意して行います
殺菁したら即座に「悶」茶葉を包み保湿して水分を茶葉に戻しながら、茶葉を柔らかくします
揉捻、袋に包んだままやさしく揉捻します。悶が不十分だと揉捻で茶葉が粉になってしまいます
解塊して乾燥させれば完成。テイスティングして袋詰めとなります