茶の害虫ウンカ(小綠葉蟬 xiǎo lǜ yè chán、別名小綠浮塵子 xiǎo lǜ fú chén zǐ)の食害(吸害)を受けた茶葉から作られたお茶。台湾茶の中では珍しく分類「烏龍茶」俗称「烏龍茶」
農暦端午節前後2週間(二十四節気節の芒種から大暑頃)に作られるお茶で生産量は少ない
茶葉は白、緑、黃、紅、褐の五色で蜂蜜香、果実香などと言われる香りがある
生産される地域は台湾人居住区の「文山地区」、客家人居住区の「新竹・苗栗」、台湾人・客家人居住区の「桃園」がある
使用品種は「青心大冇種」「青心烏龍種」「白毛猴」「慢種」「台茶12號」「台茶15號」「台茶17號」など。客家人地区は「青心大冇種」を好み、台湾人地区は「青心烏龍種」を好む傾向がある。
生産工程は「採茶-日光萎凋-室内萎凋-撹拌発酵-発酵-殺菁-悶-揉捻-乾燥」の工程を経る。摘採はウンカ芽(一芯一葉、二葉)を手摘みし、台湾茶では珍しい工程「悶」がある。2010年頃から新製法に切り替えが多くなった。
文山旧製法:直射日光下で長時間日光萎凋を行う。新製法:寒冷紗下で日光萎凋を行う
新竹旧製法:日光萎凋、室内萎凋の在来製法、新製法:空調管理室内で高温多湿、低温低湿のストレスを与えて香りを作り出し、焙煎で香りを整える
「オリエンタルビューティー」(Oriental Beauty)など多くの別称があるお茶、以下台湾での別称