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評茶(píng chá)

「評茶」茶葉の良し悪しを審査するための方法

評茶室は直射日光が間接照明になるような自然採光の部屋が最適です。照明が不十分な場合は補助光を使用します。赤・黄・青・緑・紫などの反射色は色彩を見定めるうえで有害なので注意が必要です。室内は白色を基調とし、テーブルは黒色
室温は22℃~24℃、湿度45%~55%、無臭で清潔を保ちます。喫煙は厳禁です。

評茶用器具

審査盤 金属またはプラスチック製で外観、色彩、艶、形状の審査に使用
審査杯 国際標準ISO 3103-1980(E)、容量150ml
審査碗 国際標準ISO 3103-1980(E)、容量200ml
審査杯(shĕn chá bēi)と審査碗(shĕn chá wǎn)セットを評鑑杯組(píng jiàn bēi zŭ)と呼びます

評茶方法

電子天秤で3g計量
熱湯を注ぎ蓋をして所定の時間待ちます
待ち時間:條型茶5分、東方美人茶5.5分、球型茶6分
時間経過後、審査杯から審査碗に茶液を注ぎます
審査項目:茶葉の外観色澤、水色、香氣、滋味、葉底等で審査基準割合はお茶の種類と目的で異なります

審査

茶葉の外観、色艶
審査碗茶液の色味審査
審査杯に残った香りを審査(数回行う)
湯匙(スプーン)¼~½ですくい味を審査、茶液を含み口腔内で空気を混ぜ舌全体で味の審査、香りは鼻腔から出しながら審査
葉底(茶殻)の審査

ISO 3103

  • ポットは白の陶磁器か釉薬を塗った土器。ポットの内側に緩くはまる蓋が必須
  • 大ポット:容量310ml(±8ml)以下、重量は200g(±10g)
  • 小ポット:容量150ml(±4ml)以下、重量は118g(±10g)
  • 茶葉量は湯100mlに対し2g(±2%)の茶葉
  • 湯はポットの縁から4-6mmのところまで注ぐ
  • 硬水は使ってはならない
  • 茶葉の抽出時間は6分間
  • 抽出された溶液は、白の陶磁器か釉薬を塗ったカップに注ぐ
  • 大カップ:容量380ml、重量は200g(±20g)
  • 小カップ:容量200ml、重量は105g(±20g)
  • ミルクを含む試験体の場合は、茶を注ぐ前または後に入れる
  • 茶の温度が65℃~80℃である場合、ミルクは茶を注いだ後に入れるのが望ましい
  • 大カップは5ml、小カップは2.5mlのミルクを入れる

評茶
比賽計量・審査準備
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比賽審査
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審査結果

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